ありの初穂のゲームブログ(原神)

原神考察、情報まとめ。モンド大好き。最推しはジン団長。2024/2/18再度改名 ワイン大好き。

【原神】モンドの防衛体制と潜在的脅威について


 原神の考察記事第2回目です。今回はモンドの防衛戦線の解説を兼ねて、全プレイアブルキャラクターの相関図をまとめました。
現時点で原神では、モンド・璃月・稲妻の三国が登場しましたが、三国の中で一番外敵からの脅威にさらされているのがモンドです。
再度モンドキャラクターと立ち位置を整理し、モンドの防衛体制と弱点について、そして一部キャラクターが抱える潜在的な脅威についても考察しました。

※このような考察・感想の趣旨であるため、本文は最新バージョンまでのストーリー、全キャラクタープロフィール、ボイス等の全ての内容を踏まえての内容となります。この点はご注意ください。

具体的には以下の項目となります。

  • 魔神任務 (投稿時 Ver.2.7まで)
  • 各キャラクターの伝説任務
  • 各キャラクターのプロフィール
  • ゲーム内の表記物、書籍、武器・聖遺物のストーリー全て

    ※記事投稿時はVer.2.8のディルック新コスチュームが解禁されているため、その情報が含まれます。
    ※Ver.2.8で既に予告されているディルック新コスチュームにまつわるイベント解禁後には当記事の修正をする可能性があります。

※また、ゲーム以外の要素として公式サイトの漫画の中身にも触れていきます。

目次

  1. モンド全プレイアブルキャラクターの相関図
  2. モンドの防衛体制とその弱点 解説
  3. モンドキャラクターの潜在的脅威について
  4. まとめ
  5. 感想

モンド全プレイアブルキャラクターの相関図

モンドの防衛体制 解説


 上図について、細かい解説と補足をしていきます。基本的に西風騎士団のメンバーは騎士称号/役職(アルベド錬金術師の意味合いが強いのでそちらを採用)、その他は所属と名前を表記しています。(ディルックはアカツキワイナリー所属ですが、やっている事を踏まえて「闇夜の英雄」を採用します)。また、旅人も「栄誉騎士」であるため配置しました。
 まず押さえなくてはいけない点として、半年前にファルカ大団長が、騎士団の五分の四の騎士を連れて大遠征を行っているという点です。ジン代理団長の下には、本来の西風騎士団の五分の一しかいません。この前提から、モンドは他国より外敵からの脅威に弱い立場にあるのは明らかです。
 次に脅威を対処する組織について、西風騎士団は王を持たないモンドの実質の統率する組織であり防衛組織でもあります。現在、代理団長のジンの下、城内のトラブルから商人の輸送ルート、外敵の調査と排除等行っています。対外戦力としてはアンバーの偵察任務、エウルア率いる遊撃小隊の2つが担っており、大きな脅威には騎士団全体、そしてジン代理団長自らが対処する事が(魔神任務序章、風魔龍の件の人々の声を聞く限り)望まれています。
 ディルックには色々と補足が必要なので解説します。魔神任務序章では、ディルックは巻き込まれた、という物語の流れになっていますが、実際はディルックのキャラクターストーリー等から抜粋するなら彼は「全ての害悪を駆逐し、真の暁を迎えるための暗闇を照らす先駆者」、簡単に言えば、モンドに害なす悪を滅ぼすために己を捨てて戦い続ける事がディルックの使命なので、風魔龍討伐に関わるのはほぼ必然だったと思われます。実際ゲーム内では風魔龍問題の際はゲーム開始時は裏でジンに制止されていた事が伺えるので、真の解決策をウェンティに提示されてからきちんとジンを説得して制止を解いてもらい問題の対処ができるように動いています。
 また、ディルックは騎士団にかなり批判的で協力体制をとりません(個人的にこれは、ジンが騎士団統括まで手を回らないため、騎士団内で裏切りや謀反が起きない様に監視する意味合いの方が強いように感じます。でも単に末端の騎士団員が本当に無能なだけかもしれない)。しかし、公式漫画「原神セレベンツ」にて、騎士団の対処できない困り事をガイアがディルックにそれとなく伝えたり、目的に合わせて二人で茶番劇を行う等、義弟のガイアとの会話はそっけなくても、裏でかなり協力しています(これは共闘ではなく、口裏合わせの共謀に近い形と思われます)。また、魔神任務序章では風魔龍問題を解決するため代理団長としてでなく「ただのジン」としてエンジェルズシェアに呼び出しており、ゲーム内の会話から推測するに過去最低1回はジンを同様に呼び出している事が分かります。一方、ジンはディルックに対して騎士団を見直してほしいという思っている事から、ジンから助けを求める事は基本的に無いと思われます(たとえ必要であっても、他の人を介してその旨が伝わるものと思います)。もう一点付け加えるなら、ディルックはモンドでの地位は非常に高いと思われるため、表向きに騎士団と話す場合の相対者は実質トップであるジンになる可能性が高く、内々で会えるなら表でわざわざ会う必要は無いし、(風魔龍の件でモンドが厳しい状況にも関わらず、ジンがディルックへの行動の制止が成功している点を踏まえると)もしかするとジンに対して意見を無理やり通す事が出来ず譲歩してしまうのかもしれません。その場合は、使命の遂行するための支障が多々出るため、騎士団(の代理団長であるジン)と問題を話したがらないのかもしれません。
 また、ディルックと似た事をする人物がもう一人います、ロサリアです。ロサリアは盗賊団の中で育ちファルカ大団長に保護された後は西風教会に属してシスターを行っています。ファルカの更生してほしい思惑とは裏腹に、ロサリアもモンドに外部からくる脅威の監視と対処を行っています。西風教会に属していてその行為に「影の仕事」「暗部を担う」等の記載がありますが、西風教会がそのような汚れ仕事をする組織とは思えない(ファルカもそのために入れた訳でない)ため、全て彼女の意志に沿ってモンドを護るため、単独行動で全て行っていると考えてます。
 以上、西風騎士団・ディルック・ロサリアの一組織と二名が真っ先に脅威への対処を行う事になり、基本的にモンドの大人達で対処するという事になります(アンバーは偵察騎士のため必ず外敵に接触する任務となり例外)。
 ウェンティについてはモンドの人達が対処すべきと考えているので脅威に直接立ち向かう事はしないと思いますが、独自で行動していて陰ながら手助けをすることは推測されます。現在、自由の身になっているトワリンもモンドを助ける事も自由の範疇なのでどちらかといえば助けに入る気はします。また、クレーの母である万能の魔女アリスはクレーを騎士団に預け現在旅をしていますが、モンドへ何回か戻っている事も示唆されており、恐らく大きな脅威が立ち塞がる際は予めアリスが直接介入はしなくても、何らかの警告を出すのではないかと思っています。

 ここまでの一連の説明で、実は序章の時と比べてかなり戦力層は厚くなっている事が分かります。対外戦力でエウルアの存在が認識されたのと、防衛面はアルベドが加わったのがかなり大きいと思います。そこで、ゲームをプレイした立場かつ敵側に立って、お題「モンドを攻め落とすにはどうすれば良いのか」を考えてみます。個人的には、直接的にではなく間接的に、物理的にでなく精神的に、ジン代理団長を潰すことで西風騎士団の統率と戦力を落とすのが一番簡単な手だと私は思います。ジンの伝説任務でジンが倒れたときアビスの魔術師がチャンスとばかりに狙ってきましたが、かなり合理的な考えで、もしこれが魔龍や魔神に関わる大きな脅威だった場合はモンド的には相当苦しい展開になってたと思います。そして、最も決定的な一手となりやすいものは、騎士団内での裏切りかモンドの人達によってジンが背負う負担の増大(を煽る奸計)という計略になるかと思われます。この点を踏まえると、ディルックのボイスである「ジンについて」の二つは、意外にも的を射た警告であるのかもしれません。

モンドキャラクターの潜在的脅威について


 騎士団やモンド人達が上記の陰謀に加担しないように最も警戒すべきはファデュイの介入ですが、実は西風騎士団にも内在する脅威についてゲーム内で言及されている人物が二人います。アルベドとガイアです。
アルベドは伝説任務の最後に自身が暴走してモンドを破壊する危険性を認識しています。ガイアはキャラクターストーリーから、カーンルイアの国の末裔として期待している実親に幼少期捨てられる形でディルックの父クリスプに保護され、ラグヴィンド家の養子になります。現時点では、どちらも情報の提示のみでゲーム内での進展は全くありませんが、アルベドの暴走は、例えば璃月での魔神戦の様に全員で団結して戦うという形にもっていきやすい一方、ジンの右腕として信頼を得ているガイアを駒として持ち謀反を引き起こす一手を打てる敵勢力は、容易にモンドを陥落させ手中に収められる事が考えられます(※旅人の介入すれば戦力面とジンの精神面フォローも出来るのですが、旅人不在時に動かれるとどうしようもありません)。
 ディルックだけは、父クリスプが亡くなった直後にガイアこの秘密を告白されているのでこの事を知っていますが、その直後旅に出てモンドとの交流を絶ってますし、現時間軸で実際に騎士団の中で信頼できる人物と評しているジンにその経緯を話す必要も無いと思ってそうです。そもそもガイアの現在の言動から鑑みると到底モンドを裏切るようには思えず、結局は敵を欺くため裏切る「ふり」になる展開の方がありえそうです(それでも、ジンに何も知らせない場合は相当なダメージを与えかねないのですが)。
 もう一点、ディルックは過去に地下情報網に加入していて、現在もその情報網を利用している素振りがみられるので現在も属していると思います。この組織について現時点で全く言及がされていないため、善とも悪とも言えないという点で、モンドに対して最終的に悪になる可能性も無いとは言えないと考えています。(これが成立するとディルックが更に挫折と後悔を受けて相当可哀想です)

まとめ


 以上が今回の考察となります。リリース時から何名かモンドキャラクターの更新がありましたので、少し今回のモンドの防衛とは縁のないキャラも含まれますが、モンドのプレイアブル全18名(!)の立ち位置をまとめたく作図しました。また、三国の中でモンドは比較的複雑な組織構成となっているため、これが原神をプレイする人の一助となれば幸いです。
 原神はキャラクターを持っていないとキャラクターの人物像が理解しにくい(そしてモンドの中心となるジンとディルックは恒常最高レア、その他の星5は再ピックアップ時期が不安定)のがストーリーを読みこむうえでとても勿体ないです。そのために公式wikiを出したのかもしれませんが…

感想


ここからは感想です。記事初稿はVer2.8の初週で、ディルックの新コスチュームが発表時にファデュイだファトゥスだと騒がれていて(私も後ろのひらひらはデットエージェント・炎と被って少し残念に思います)いましたが、衣装ストーリー自体は前向きな内容で、彼の現在の信念に対する補強が入ったので私としては非常に有難く、この記事も随分書きやすくなりました。ただ、本稿において比較的重要人物とはいえディルックに大量の補足と説明が入ったのは自分でも驚きましたし、本人の言動には表と裏、言葉と行動と隠している本心を分けないといけないし(正直かなり頭を悩ませます)、ジンやガイアの説明をするにも裏で結構ディルックの要素が必要不可欠になってくるのに対して、現在これらが表立って会話に出てくることが無いため、旅人としてはもっとここらへんに介入してほしいですね。特にジンとディルックの作業的なものを除いた対話は序章を除くと皆無(Ver1.6の金リンゴ群島のイベントで数個?)で、二人の会話の様子なりパワーバランスなり推測での振れ幅が大きすぎてもはや大予想大会になってしまうので、もう少しゲーム内で会話してほしいです。 私はリリース開始から3日で挫折してVer2.5からの復帰勢なので金リンゴ群島の期間限定マップはとても新鮮で楽しいです。あと動画等で羨ましいと思ってましたが、クレーで探索すると本当に可愛くて楽しいですね。これからのイベントも楽しみです。