ありの初穂のゲームブログ(原神)

原神考察、情報まとめ。モンド大好き。最推しはジン団長。2024/2/18再度改名 ワイン大好き。

【原神】メリュジーヌ全員紹介を動画にしてみた


youtu.be
 今回はVer4.0の時に出した、メリュジーヌ全員紹介を再編集して動画化したので、貼り付けます。

過去の記事→ arinohatsuho.hatenablog.com


 使用ソフトはVOICEPEAK 商用可能 ナレーター、動画編集にFilmoraを使用しました。
 今までそれぞれ少しずつ使っていたものを組み合わせれば行けそうと思っていたものが形になったので、色々細かいレイアウトは素人づくり満載だけど初めてのものにしては個人的には満足しています。
 動画をなんとかアップロードできたけど、一番の問題点はYouTubeStudioの使いこなしかもしれません。
 字幕入れる場所考えずに作成して、なんとかサムネリサイクルしたけど泣く泣く縮小して入れたこれをここで供養しましょう……

メリュジーヌの場所一覧(Ver4.0)

『オタク用語辞典 大限界』読後の感想(原神ユーザーとして)。


 今回はまとめ考察ではなく、発売前に少し話題になっていた『オタク用語辞典 大限界』をkindle版で購入し一読してみた感想を軽く書きます。記事の投稿者は辞典はさておきサブカルチャーを扱った書籍は結構好きです。ただ、今回は残念ながら(特に本のタイトルに期待した人には)お勧めできる内容ではないです。内容を考えなければ(大学時代のオタ活やオタトークをまとめた同人誌を三省堂から出せるなんてすごい時代だなぁ)とさえ思ってしまいましたが。

 この本がどういうものかを端的に表すため、7ページの第1章扉にある「オタク」についての記載を引用します。

推しのために自身が持つありとあらゆるものをなげうつことができる者。推しの話題になると、突然、早口クソデカボイスになることでも知られる。「ヲタク」とも表記される。略して「オタ」「ヲタ」。

 決して文章自体は間違ってはいないかもしれないけど、「オタク」の定義としてはかなり偏りのある文章だと私は思います(個人の感想です)。このほかにも気になった事を書いていきます(少し個人的な愚痴も入るのでそこはご容赦下さい。)
(2023/11/27追記)記事中の文章を分かりやすくするため、全体的に修正しました。

「用例」が良く言えばリアルな言葉そのまま、悪く言えば痛いオタクの暴言

 正直全ての項目に書かれている「用例」は読むに堪えないものだと感じているので、もし興味のある方はぜひ公開されたサンプル等で一度目を通すことを強くお勧めします。この本の数少ない良い点を一つ挙げれば用語の「意味」の説明は比較的良く書かれているのではないかと思っています(あまり私がその界隈用語に疎くて間違った内容を認識していないのかもしれませんが…)。例えば自分があまり知らない項目を読んで「なるほど、そうなのか」と感心したので用例を読むと「〇〇は××だと思っている」という文章で「いやいや極一部はそうかもしれないがそうじゃないだろ」という突っ込みを入れてしまう。おそらく著者たちのリアルな会話、オタク発言なのだろうけど、それをそのまま用例として載せていたら、それはただの過激で痛いオタクの暴言でしかない。この点は本当に残念だと思います。
 

界隈用語が「界隈を愛好する者同士で用いられる日本語」なのかは甚だ疑問

 この本は締めの編者の記述で「界隈を愛好する者同士で用いられる日本語」をまとめた、という話なのだが、タイトルに「辞典」の名を使うには見立てが少し甘かったのでは?と私は感じました。この本を読むと「これ書いた人○○推し(担)なのかな?」と感じるところが多々あると思います。実際に筆者達には推しが決まっているだろうしそれをどうこう言うつもりもないけれど、本の内容としては「○○推し(担)が選んだ界隈用語」という枕詞が必要だと思いました。これが普通のサブカル本なら「私は○○というキャラクターが大好きで~」等の著者の主張が書いてあって読み手も「ああ、それならこの用語集になるよね」となるが、この本はタイトルと体裁のせいで著者の癖を公表できないし、偏った内容だから憶測は出来てしまうけど「著者は○○推し(担)」とはどこにも明言されていないから決めつけは良くないし、読み手はなんだかもやもやするのだと思います。
 さて原神界隈の用語についてですが、項目を見ると59項目と書かれているが数えてみても58個しかない……これってもしかして、最初の扉「原神」の説明文と、項目の「原神」→扉を参照で2カウントされている?これをダブルカウントすると一応59個となりました。こちらで独自に分類分け(ファミ通のニュースサイトでも書かれていた「けつみどり」「パインアメ」などの普通の用語、「俺が払うよ」は男性キャラに関連する用語等)してみると、正直言って女性キャラに関するものは厳密には4項目しかない。もう二つ「男女キャラ二人について示した」用語があるのでそれはそれぞれ0.5ずつ割り振りました。パーティ編成名はキャラ名がしっかり入っているものを除いて用語に入れています。また「非常食」はパイモンの事を書いているのですが、これを女性キャラ関連の括りにするのは自分の中で何か違うと思ったので旅人のジョークとして用語に入れました、入れさせて下さい。もし数え落としや分類間違いがあった場合は若干数値は変わると思うので大まかなものとして見て頂ければ幸いです。細かい内容は書けないのでとりあえずまとめてあるものの傾向だけは図に示したのが以下のグラフになります。

 著者の傾向から男性キャラについて多く書かれているとは予想していましたが、意外と原神用語がそれなりに書かれていました。
 ただ、「オープンワールド」の意味が、

オープンワールド [意味]キャラクターの肌が、がっつり見える状態。…(後略)

として書かれているのは普通に駄目だと思いました。原神はオープンワールドRPGなのだからその項目は俗語でなくてきちんとした内容を書くべきだと思いました。

 これを除けば武器の別称とか、個人的には頑張って書いている印象はあってそこまで用語説明は悪くないのかなと思いました(「おうるっく」「邪タル」等項目の偏りはかなり見受けられます)。関係性を表す用語で自分が受け付けないものがあったらやだなぁと思う人に向けて、「義兄弟村」「スメール男子4人組」「雷電親子」という項目があることはご注意下さい。出版前にやや炎上したからか知りませんが、懸念してた露骨なCP的な文章及び用例についてはそこまで気にならなかったです(個人の感想です)。あとは大体キャラ単独についてです。女性キャラ関連の項目目当てに書籍を入手するのは極力お勧めしません。一応原神ユーザーは男女半々な珍しいゲームと言われているのに、原神用語は男性キャラ4割弱、女性キャラ1割弱(=数個)で選ばれるのはなんだか悲しいですね。そこは著者である学生が2名だけ(出版された書籍に著者学生達の情報は全て削られてしまったが、発売発表時に公開されたサンプルには原神にあたる13章に関わった学生は2名と確認しています)で書いているので仕方ないと思っています。

※(2023/11/25追記)もう少し項目を読み直して気付いた3点を記載します。

原神界隈用語はTwitter(現X)でトレンド入りした言葉が選ばれている傾向がある

 原神界隈用語の内容として気が付いた事に、「パインアメ」などのアイテム、武器、キャラクターの通称・俗称を除くと、「えっちベルト」等公式からの投稿等に反応する形でTwitter(現X)でトレンド入りした言葉が選ばれている傾向がみられます。トレンド入りしたかまでは覚えていませんが前述の「義兄弟村」が項目にあるのも確か去年の夏か秋の期間限定イベントの影響による盛り上がりの様子について多くの人に呟かれたからではないかと思われます。Twitter(現X)で当時多くのユーザーに呟かれトレンド入りした言葉は界隈用語と言っても良いと思うのですが、そのような言葉はほぼ男性キャラ関連しかないために偏りが出来ていると思っています。ここで少しややこしいのは、前述の通りこの本は著者の癖が見え隠れするけれど、原神界隈用語はちゃんとトレンド入りした言葉も採用しているので必ずしも著者の推しだろうから項目が多めとは言いきれない点があります。例えば「えっちベルト」は当時トレンド1位を取ったようで、「アルハイゼン構文」はニュースサイトの記事にされるほどの反響だったので項目にあるのは納得ではあるけれど、著者がタルタリヤまたはアルハイゼン推しで積極的に採用したのかもしれないし、推しじゃないけれどこれが話題になったから渋々取り上げたのかもしれない。読み手は知る由もない、辞典と名のつく本で著者達の癖を考えるというがそもそも謎なのだけど。

原神用語は読みにくいし、分かりにくい

 原神界隈用語だけでは足りなかったのかパーティ編成名等の原神用語も収録されていますが、そこにも問題が見受けられます。まずゲーム内固有の単語が多いので説明時に「元素スキル」と書くだけでも〔=各キャラクターに固有の能力〕という文言が追加されて、全体の文章がとても読みにくくなっています。辞典の様式なので1ページ2段組で1行に24文字程度しか入ってなさそうなので(辞典や辞書の項目に文字数の制限があるのか専門家でないので分かりませんが)明らかに項目に充てる文字数が足りてません。感想の中で頑張って書いていると表現しましたが、説明が難しいだろう項目は正確に伝えるには正直無理があったり言葉が足りてないと感じました。

間違いと思う部分がある

 細かい日本語の指摘や著者の思想への突っ込みは挙げればきりがないですが、内容が間違っているのではないかと思う点を2点、項目を引用して説明します。

ござる [意味]稲妻 〔=ゲーム内の国家〕に所属するキャラクター・楓原万葉の愛称。万葉の特徴的な語尾の「ござる」からきている。[用例]『やっっっとござる引けた~~~~~~~』

→楓原万葉はキャラクターの背景が複雑で、短冊紹介(公式が発表した実装予定キャラクターの画像と紹介文が入った投稿)が稲妻の背景で神の目も稲妻のものであるためか大手攻略サイトでも稲妻のキャラクターとして分類しているのを実際確認していますが、「所属」と書いてしまうとゲーム内のプロフィールから分かる通り今の所属は璃月の南十字船隊となるので稲妻と書くのは間違いではないかと私は思います。ただし、楓原万葉を璃月に所属するキャラクターとして区分している事例も確認できませんでした(写真イベントで1回「璃月のキャラクター」の条件があったみたいですが、大手攻略サイトは1サイトを除いて楓原万葉を対象キャラとしてはいませんでした。楓原万葉で撮影に成功/失敗したスクショがあるか探しましたが見つかりませんでした)。話は変わりますが、引用のような感じの用例がかなりの数あって原神に限らず不要だと思うし、この本を読むのがきつく感じる理由の一つだと思います。

配布キャラ [意味]誰でも入手可能なキャラクター。…(中略)…その中でもアンバー、ガイア、リサはなぜかキャラガチャで星4ピックアップ 〔=星4の中で排出率が高いキャラクターに選ばれること〕として実装されたことがない。そのため、この三人は最も凸〔☞72ページ〕が進めにくい。凸をするためには、どんどん引き当てられるキャラクターが増えているキャラガチャですり抜ける〔=ピックアップキャラクター以外を引き当てる〕か、…(中略)…[用例]『すり抜けで配布キャラ来たんだが夢?運使い果たした?』

→こちらは明らかに間違っています。アンバー、ガイア、リサは「キャラガチャですり抜ける」形では絶対に入手できません。説明にある「キャラガチャでピックアップキャラクター以外の星4キャラがすり抜ける」という事象は「イベント祈願(ガチャ)・キャラクター」で起こることで、ガチャ詳細画面のラインナップを確認すれば分かりますがこちらのガチャには上記の三人は含まれていません。正しい表現をするならば、「凸をするためには、どんどん引き当てられる星4キャラクターが増えている「通常祈願・奔走世間(恒常ガチャ)」で運良く(ピックアップなしのいわゆる闇鍋ガチャで)入手するか、」になると思います。用例がもしガイアを当てた事を喜んで話しているのなら通常祈願回したのを勘違いしたか、本当に夢だったのかもしれない。他の配布キャラとして挙げられているバーバラや香菱などの女性キャラ達の事で喜んでいるようには思えないし。
※(2023/11/25追記終わり)

 これは本当に個人的な話ですが、恒常キャラの用例は恒常星5キャラは排出が偏るという話で実際にディルックが出ない人がジンは5凸してるという話題(愚痴)によって作り出されたのだろうけど、それを活字で出版物に書かれるとかなり堪えますね。ジン推しとして、こんな用例書いて欲しくなかった。

オタク用語辞典 大限界」という「上手い事言いました!」感を出し過ぎて、名前負けしている

 この本では、冒頭に示した「オタク」項目の引用のように、(全体的に項目よりは用例の方を大きく問題視した方が良いと思うけれど)終始一貫して著者達のやや偏った論調で書かれています。この本の最大の問題はこれが「オタク用語辞典」と銘打って大手出版社から出されたという事にあると思っています。あまり女子大生を売りにするのはどうかと思うけれど、本の帯に合わせるなら「女子大生が好きな界隈の用語について辞書形式で紹介」とか「女子大生がその界隈のオタク用語を語ってみた」程度のタイトルにすればサブカル本としては全然問題無かったと思っています。恐らく、著者達の(「限界オタク」と「大言海」、上手い事言いました!)感で盛り上がり同人誌を作ってその流れと熱量で用語辞典を銘打っての出版化の話が進んだのかな?と邪推してしまいます。序文にあるタイトルへの自信の表れと豪華な表紙デザインなどから著者達と出版社は本の中身でどんな指摘を受けようとタイトルだけは変えたくなかったのでしょう。

さいごに

 この記事の作成時には、既にファイアーエムブレムとアークナイツ界隈の有志の方が書かれた記事が作成されていて(その後ファイアーエムブレムの方はスプラトゥーンの検証もされていました)、アークナイツはサービス開始時からプレイしていてそれなりの知識は持っていると思っていますか、記事の中で問題に挙げられてる内容には賛同しかなかったです。ファイアーエムブレムは少し過去作やった程度のにわかなのでそこまで記事を読み深めてないですが、項目の検証をしっかりされていて問題点を指摘されていました。原神内容は事前の収録用語情報からある程度の偏りは想定済みだったのでオープンワールドと恒常キャラ以外はふーんそんなものかなという感じでしたが、原神界隈も検証をしっかり行う人がいたら読んでみたいなと思いました。本文が一部愚痴っぽくなってしまい申し訳ありません。読んで頂きありがとうございました。


引用元:小出祥子 編/名古屋短期大学小出ゼミ(2022・2023年度生) 著 『オタク用語辞典 大限界』(三省堂、2023年)

【原神】Ver4.2 フォンテーヌ世界任務 「水仙の痕跡を追って」 水仙十字関連 まとめ考察



 今回はVer4.2フォンテーヌ世界任務「水仙の痕跡を追って」について、魔神任務と同様に一応完結(ホント?)とのことで、今までの水仙十字関連の話のまとめと考察をしていきます。文章であれやこれや書いていますが、大体目次と図を見れば把握できる内容となっておりますので大ボリュームで申し訳ありませんが、軽く流し読みや図だけみる感じでも楽しめると思います。
過去記事で考察した内容をアップデートに合わせ修正、リニューアルしておりますのでそこはご了承ください。


2024/03/24追記 Ver.4.0〜4.2の関連世界任務水仙十字シリーズ(水仙十字院、水仙十字結社)についてまとめた独自解説動画を作成しました。 
youtu.be

※最新Ver4.2の重大なネタバレを含みます。
今回関連する事柄を名前のみリストアップしましたので、やってないという方はネタバレにご注意ください。


※Ver4.2の探索も未完了のため、色々加筆・修正する可能性が高いです。
※網羅的な考察、感想の趣旨であるため、本文は最新バージョンまでのストーリー、全キャラクタープロフィール、ボイス等の全ての内容を踏まえての内容となります。この点はご注意ください。

具体的には以下の項目となります。

  • 魔神任務 (投稿時 Ver.4.2まで)
  • 全ての期間限定任務(投稿時 Ver.4.2まで)
  • 各キャラクターの伝説任務
  • 各キャラクターのプロフィール
  • ゲーム内の表記物、書籍、武器・聖遺物のストーリー全て


目次

  1.  4つの世界任務について 
  2.  時系列整理
  3.  時系列1・水仙十字院時代(親世代~500年前の厄災による離散~エリナス出現・討伐)
  4.  時系列2・カール一家のスメールでの旅(ルネの探究~ジェイコフの人外化)
  5.  時系列3・自然哲学学院時代(再会~新エネルギー実験/「学会」設立~アランとルネの決別)
  6.  時系列4・ルネの滅亡回避計画(ルネの計画準備~ルネ達が原始の水に溶ける)
  7.  時系列4.5・ナルツィッセンクロイツ、キャタピラーの誕生
  8.  時系列5・400年以上前エリナス体内での水仙十字結社と執律庭の戦い
  9.  時系列6・4つの世界任務後のキャタピラーの話 
  10.  まとめと感想


 4つの世界任務について 

 ゲームで体験する世界任務に関して、どんな事をしたっけ?というプレイヤーに向けて1枚で世界任務をまとめたのでご参照ください。

1枚でわかる古き色合い

1枚でわかる秘教と啓示の書

1枚でわかる水仙のアン

1枚でわかる未完成のコメディ

1枚でわかる水仙の痕跡を追って

(「水仙の痕跡を追って」の2分割版)


 時系列整理


 過去の記事にて水仙十字に関連するアイテム、聖遺物、武器、世界任務の情報を合わせ、過去を大きく5つに分けて現在軸を加えた計6時系列にまとめました。Ver4.2には時系列4と5の空白期間を埋める重要な「時系列4.5」が追加されました。また、「時系列5」も戦いの意味から重要人物の現在に至るまでの過程が示されましたので、順番に説明していきます。

水仙十字に関連するアイテム、聖遺物、武器、世界任務をまとめました。簡単な概要をメモしていますが、詳しい内容を読みたい方はゲームにてお読みください。


また、ほとんどの資料は後から参照できますが、水仙のアンについては世界任務中だけ読むことができるテキスト(過去の水仙十字院の資料)がありますので、 そちらのみ画像でまとめました。

 時系列1・水仙十字院時代(親世代~500年前の厄災による離散~エリナス出現・討伐)



 まず水仙十字院の成り立ちです。水仙十字院は先代水神エゲリアの下、純水精霊の院長と人間の副院長で成り立つ孤児や犯罪者の子供を保護・育成する施設でした。ここでは子供たちは勇者・騎士・魔法使い・悪龍などの役を演じて遊んでいました。おやつの時間には鐘が鳴り遊びをやめていました。


 次にルネ・ジェイコフの生い立ちです。二人は幼馴染でそれぞれの親はポアソン町で野望と権力を持ってましたが(カールは記者として交流を持っていて、ルネ一家、ジェイコフ一家の他に魔術師「パルジファル」とも出会っていて、「パルジファル」には助手の「ジョセフィーヌ」がいました。どちらも芸名と思われます。)、ルネ・ジェイコフの両親はマレショーセ・ファントムに危険視されてファントムハンターのエマニュエル・ギヨタンに殺害されます。親をなくしたルネとジェイコフは水仙十字院に受け入れられます。後に話すカーターも水仙十字院出身ですが、ルネ達が入る前にはいなかったみたいで面識はありません。


 その後500年前のカーンルイア厄災の時、院長は純水精霊の姉妹たちと旅へ、副院長は現れた巨獣エリナスを倒すため院を離れないといけなくなり存続が出来なくなりました。副院長バザルは旧友のエマニュエル・ギヨタンへアラン、マリアン兄妹を、カール・インゴルドへルネ、ジェイコフを託します。
 また、当時の自然哲学学院の学院長の記事からバザル、カール、エマニュエルと旧知の仲であることがわかり、学院長はドワイト・ラスクと推測されます(聖遺物「ファンタムハンター」の「忘却の容器」では名、「老兵の容貌」のバザルの台詞では姓で呼んでいる可能性が高いため)。厄災の影響で自然哲学学院は封鎖、劇作家のコペリウスはグロリア劇場(エピクレシス歌劇場建設前の劇場)の「クロックワークコッペリア」の初演中に被災して亡くなった事が推測されます(武器「純水流華」)。ちなみにこの歌劇が「氷風組曲」のコペリウスとコッペリアのアイディア元だと思われます。また、カールもポアソン町で知り合った大魔術師「パルジファル」の決闘裁判の時に厄災に見舞われたと推測されますが、「パルジファル」が恐らく自らの命を顧みず彼を安全な地下室へ移し助けたと考えられます。再会後の話にはなりますが、ルネはアラン、マリアン兄妹を引き取ったエマニュエル・ギヨタンが執律庭の人だと知っていて自身の両親の仇であることを理解しています。

 時系列2・カール一家のスメールでの旅(ルネの探究~ジェイコフの人外化)



 カーンルイア厄災の時、ルネ、ジェイコフは記者から冒険者になった養父カールと共にスメールを旅します。その時、ルネは霊光とカーンルイアの遺産の■■(深淵=アビス)の力を研究していました。また、ジェイコフが衰弱して死にそうになったため、アビスの力を独断で使いジェイコフを回復させます。その後、記録を研究する中でジェイコフと共に世界式を構築して世界の滅亡を予測してしまい、その解決に奔走することになります。そして養父カールと共にフォンテーヌに戻ります。

 時系列3・自然哲学学院時代(再会~新エネルギー実験/「学会」設立~アランとルネの決別)



 厄災の後、アラン・マリアンと、ルネ・ジェイコフは再会します。アランは自然哲学学院に入り、新エネルギー(動力コア)の実験をしていました。その後、ルネとジェイコフも自然哲学学院に入り、アランの実験室で助手カーターと共に実験を手伝います。この期間にカーター主導でペトリコールへピクニックへ行き皆は楽しみますが、アランはペトリコールにあった遺跡の魔像、ルネも遺跡に関する「黄金の劇団」と「密合の契印」の事をカーターに話します。その後、アラン達の新エネルギー実験は成功し、新エネルギーの話で学院は盛り上がりますが、アランへの嫉妬の方が大きくルネは学院に怒りを表します。ルネとジェイコフの2人には世界の滅亡を止めるという使命があるため、後にアランと別の実験室を持つことになり、また、ルネは前文明やアビスの「通路」研究したり、協力者を求めて学院で「学会」を設立します。
 助手のカーターの評価はアランもルネも「頼りにならない」「バカ」と散々ですが、アランはカーターを大切に思い(ただマリアンが来て嬉しい彼を元気そうだと判断したり理解が足りてない)、新しいカメラ撮影や思考マシン等のアイデアはマリアンへの機械犬セイモアの開発に繋げています。ルネもカーターの症状を理解し、後に苦悩の末ジェイコフの提案の本人に全て打ち明けることで治療のための実験体になるように説得します。実はカーターも他4人と同様に水仙十字院出身者で、学院長も彼を心配して彼の病気の治療や緩和に尽力していました。カーターの治療を試みて学院長とルネは血液などのサンプルを採取して各種機関に調査をお願いしていました。ちなみに学院長は当時の新任であった最高審判官と会い個性的と評価、比較対象で「レオンの小者」より頼りがいがあると言っていますが、これらが誰なのか不明です。
 その後滅亡阻止のためにアランへ協力をお願いしますが、他人の目や経験を信じないアランは断り2人は決別します。ルネは本人の了承の下カーターを治療のための実験体にします。


 アランはその後実験室を移し(頑なに実験室を変えなかったのはカーターのためで彼がいなくなったから移したと思われる)、機械運動学の研究で新エネルギーを使ったマシンを開発します。古い日誌には助手2人が彼に振り回されていた事が書かれています。(この時助手1がアランがほぼ作ったからというプライドで特許を出さなかったため、皮肉な事にぼけっとしていると評していたシェルビウスが「シェルビウス式」マシナリーを開発し、後世名を残していると推測されます)。ちなみに「自己修復クソ殺人マシン」は初めて自然哲学学院に来た時に戦わせられた永久自己回復機能をもつ遺跡重機です。


この辺りの「古い日誌」の各キャラクターの時系列の整理は煩雑ですが下の表2つにまとめました。
ジェイコフの一人称は「私」です。(「古き色合い」でも私だったけど…子供の頃から?)


 時系列4・ルネの滅亡回避計画(ルネの計画準備~ルネ達が原始の水に溶ける)



 アランと決別したのでジェイコフと二人でカーターの治療と滅亡阻止について考えなくてはならなくなったルネは、ペトリコールの遺跡調査からフォンテーヌ人の起源に辿り着きます(これは魔神任務で語られるフォンテーヌ人の体質を既に彼は理解した可能性があります)。そして、院長は実は知能が低くフォンテーヌの外に出られない純水精霊だったので(「古い博物誌の抜粋」での人類を癒す役目の純水精霊が伏線…水仙の夢の話はミスリード?)、水没した水仙十字院跡に戻り彷徨っていました。この時にルネやマリアンと会っています。その後、ルネとジェイコフの説得に応じて水仙十字結社に行きます(これはアンが最初に水仙十字結社に着いた時に思い出した2人の少年のこと)。この時に登場人物の関係性と取り巻く状況からマリアンとリリスの間に「とある物語」ができたと考えられますが、リリス水仙十字結社に協力しに移動した事と水仙十字院にいた時にマリアンと話したという事象が矛盾します。そこでここはケース①として、ケース②を後述します。 リリスを迎え入れた水仙十字結社は、ついにルネを始めとして学会メンバーたちが体という檻から解放されるために原始胎海の水に溶ける儀式を行ったと考えられます。
 「とある物語」はマリアンがリリスに語ってあげた物語で、語り手の「アル(アラン)お兄ちゃん、ネイ(ルネ)お兄ちゃん、ジェック(ジェイコフ)お兄ちゃん」の言葉と水仙十字院の思い出から、最年少のマリアンと推測されます。聞き手は厄災後に再会したリリスです。「とある物語」はみんながいた「水仙十字院」での会話と思われがちですがリリスが「災いが起きてから、わたし達にもう未来はないもの…」と言っているので厄災後=水仙十字院離散後になります。そしてマリアンの「アランはネビル様(マレショーセ・ファントムの上司=最高審判官のヌヴィレットの「名」である可能性が高い)の仕事を手伝っている」「ルネとジェイコフはリリスと一緒に(「学会=水仙十字結社」で)頑張っている」という背景がこの時期に適合します。ケイトと呼ばれた亜麻色の髪の少年は水仙十字院にいなかった人なので潜水士か学会メンバーの男の子だと推測されます。ちなみに子供の頃のマリアンの一人称は「僕」でしたが、この理由は不明です。「水仙のアン」の物語は、リリス水仙十字結社で体験した事も反映されていて「ネイは既に水になっている」「ジェックは(ルネが溶けてから)性格が変わった」事に変更されています。また、マリアンはアランから犬型機械マシン「セイモア」を既に貰っており、マリアンは「バカ犬」と言っています。これがリリスにも移って「アン」の物語の犬モーリィになったと思います。物語の配役、元ネタの人物を下にまとめておきます。

 時系列4.5・ナルツィッセンクロイツ、キャタピラーの誕生



 ここからVer4.2世界任務の最後の情報から得られる、ナルツィッセンクロイツ、キャタピラーの誕生秘話となります。ルネの水に溶ける儀式は実は失敗していて、生まれ変われませんでした。ジェイコフは彼を保存して回復を試みます。状況はゲシュタル塔は建設中で学会メンバーになんとか隠し通さねばなりません。また、ジェイコフはマリアンとの対話をしていますがルネについて嘘もつけず真実も言えず口論となった結果悲しげにマリアンに去られている様子が記録に記されています。(ここでマリアンが水仙十字結社に来ているのでリリスと会話して「とある物語」ができているというのがケース②です、リリス水仙十字結社にいるのでケース①の矛盾が解消されますがマリアンの胸中はいかに…この場合亜麻色の髪の少年は学会メンバーです)ルネを戻すため原始胎海の研究、果ては学会メンバーをも被験者として人体実験をしていったことが記されています。そのかいあってか研究は進み、最終的にカーターの材料やアランが贈った懐中時計(これはルネ、マリアンも贈られていたので3人にアランは渡したのでしょう)を使ってナルツィッセンクロイツとして生まれ変わらせることができました。この事は救世主になってもらいたいジェイコフによって記憶を消されナルツィッセンクロイツ本人は知りません。この後、残りの材料を知性を失った魔物(ヒルチャール)に投入した結果がキャタピラーだと推測されます。またこの記録には秘密結社(水仙十字とは別だと思われる)にカーンルイアの錬金術師「R」が参加した話があります。

 おまけに、同時期にあった「誰かの日誌」での出来事と、表彰状から得た水仙十字結社のメンバー情報を記した図になります。水仙十字結社が執律庭が手を焼くくらい隠密に活動できたのは、隠蔽工作と資金提供を行う支持者がかなりいたからだと考えられます。サー・エリファスはギミック解説で少し話が出てきますが、実は濁水幻霊として戦う事になるのでリリスに人格を抽出されたが原始胎海の水に溶けたと推測されます。

 時系列5・400年以上前エリナス体内での水仙十字結社と執律庭の戦い



 生まれ変わったナルツィッセンクロイツは世界を救う目的のため色々暗躍します。リリスを使って人の意志を抜き取る、とは広義的には人間の死を意味しますのでもちろん執律庭にも目をつけられ始めます。 ナルツィッセンクロイツはアラン・ギヨタンと交渉を行ったようですが、少年期と同様に決裂したようです。その後、エリナス内部でジェイコフとリリスを中心とした水仙十字結社メンバーとアラン、マリアン、セイモアを中心をしたマレショーセ・ファントムが激しく戦います。この時の様子は巨獣エリナスが旅人が語ってくれます。ただこれは水仙十字結社メンバーをも騙した「レッドヘリング」→救世計画から執律庭の注意を逸らすための陽動作戦だったと語られます。描写される限り双方の陣営かなりの大損害を被っているのですが、この結社のトップは……ジェイコフがメリュジーヌについて関心がない印象だったのは、これがただの陽動でメリュジーヌはそこで偶然できた副産物だと知っていたからでしょう。

 ここから戦いの後のマリアンとナルツィッセンクロイツの動向を図に示しました。瀕死のマリアンは何が起こったか分からない純水精霊リリスに抱かれ意志を抽出され、リリスとマリアンの意志は融合します。その後、リリスの過去をつなぎ留めたい想い(マリアンにもあったかもしれない)で水没した水仙十字院跡に戻り終わらない物語の夢を見続けます。その夢の力で安眠の地が出来上がり、ある日マリアンが水仙の勇者になって悪龍を倒し姫を助ける物語を創造し、水仙の勇者アンという純水精霊が誕生しました。アンの冒険のため、人格を持った動物達や悪龍ナルキッソス等の舞台装置が水形幻霊で誕生しました。これが安眠の地に起きた事でした。
 一方、ナルツィッセンクロイツは戦いには参加しなかったがリリスとマリアンの顛末を見届けながら、エリナスの通路(獣域の裂け目)を通してゲシュタル塔最奥の原始胎海の封印の中にいました。ここで、意志の力が消えないようにしながら世界の滅亡時に人々の意志集め聖剣の力で再び人を創造し新世界をつくる事が救世計画でした。ただし、旅人という変数(それ以外にも影響してそうだが)によって世界式の数値は既に変わっていてナルキッソスは気付いていました。しかし、その後語られるようにルネはいかに無私であっても「世界を救う」側になることに駆られていました。 実際に変わった経緯は魔神任務第四章第五節で語られてて、どっちが先の方がよい?問題があると思いますが(私は先に世界任務をプレイしましたが)、どっちが先でも良いと感じました(魔神任務が先だとルネとジェイコフが頑張っている事が居たたまれないですが)。

 時系列6・4つの世界任務後のキャタピラーの話 

 マメールとアンに出会った旅は、最終的にはマメール、セイモア、アン、マリアンで4人で旅をするというエンディングでした。セイモアについてはほぼ願いは叶わないのかと心配していましたが、良かったです。
ただ、キャタピラーに関してはあれで、終わりなのでしょうか?…一応彼に関する推定内容を補足します。

 私は前回までの記事でキャタピラーはカーターではないかと推測していましたが、実際はナルツィッセンクロイツはカーターだったものが材料として使われ、キャタピラー自体は「残りの材料」という話で明言はされませんでした。また、最後の瞑想世界でキャタピラーがやってきた世界任務では、アイテムとして花束が出てきます。ヒルチャールレンジャーのドロップ素材と言われればそれなのですが、この世界任務で花が出てくるのはカーターの古い日記での「眠っている時に見舞いでマリアンが花を持ってきたけど意識が戻った時には枯れていた。」です。他にはマリアンが安眠の地でお花を育てていた事の2つしかでてきません。そして、瞑想の世界の主「子犬」もカーターである可能性が高いです。「子犬」の話した内容に合致するのはカーターしかいません。また、啓示の書の持ち主のナルツィッセンクロイツにカーターが混じっているのでその主になって世界が崩壊し始めている点にも納得がいきます。また、旅人が離れる瞬間にキャタピラーは子犬に話しかけている内容は「子犬」の本来の名前を聞いています。これはカーターの意識が2人にあって名前を問いかけたのではないでしょうか?最後に、キャタピラーがなぜ今になって瞑想の世界に変化が起きたか?勿論ラノールの件もありますが一連の世界任務でキャタピラーはマリアンに会います(最後ちょっとお礼言われる程度だけど)。マリアンの生き生きした様子をみて彼がみている前世の事と何かが繋がったのではないでしょうか?ただ結局はっきりとは分からず終いのこの任務、続きありそう?…あるといいですね。

 まとめと感想

 古くはVer3.6から続いた世界任務の話。ようやくひと区切りでした。正直キャタピラーはもう1回話があると良いかと思いますが難しいですかね…長丁場の世界任務なのでより理解が深まれば幸いです。
 読んで頂きありがとうございました。

【原神】フォンテーヌ世界任務における「水仙十字結社」についての解説・考察(Ver4.1まで)



 今回はVer.4.1で追加された世界任務「未完成のコメディ」についての解説と、過去の記事で書いた世界任務「古き色合い」「水仙のアン」の内容を含めて、 数百年前に存在した「水仙十字結社」についての情報のおさらいと考察をしていきます。
 この記事ではゲーム内(テイワット世界)で提示されている内容からの推測のみを考察材料とし、現実世界由来のメタ的要素(例えば、今回リリスの「赤の女王」やアランの「白騎士」などはルイス・キャロル著「鏡の国のアリス」に由来する、等)は基本省いて言及していきます。
(2023/11/05追記)リリスに関連する項目を修正・図を更新しました。

※Ver4.1までのネタバレを含みます。
※色々加筆・修正する可能性が高いです。
※このような考察、感想の趣旨であるため、本文は最新バージョンまでのストーリー、全キャラクタープロフィール、ボイス等の全ての内容を踏まえての内容となります。この点はご注意ください。

具体的には以下の項目となります。

  • 魔神任務、世界任務(投稿時 Ver.4.1まで)
  • 全ての期間限定任務(投稿時 Ver.4.1まで)
  • 各キャラクターの伝説任務
  • 各キャラクターのプロフィール
  • ゲーム内の表記物、書籍、武器・聖遺物のストーリー全て


2024/03/24追記 Ver.4.0〜4.2の関連世界任務(水仙十字、水仙十字結社)の記事を統合した独自解説動画を作成しました。
※リンク先の動画はVer4.2(完結)までの内容を含んでいて大きなネタバレ要素があります。十分ご注意下さい

youtu.be


目次

  1.  世界任務「未完成のコメディ」の解説
  2.  世界任務「水色の潮痕」におけるヴァージルの解説(ただし名前間違い)
  3.  水仙十字結社の考察1・設立~ルネが原始の水に溶けるまで
  4.  水仙十字結社の考察2・ルネが原始の水に溶けた後~エリナス内での戦闘まで
  5.  キャラピラーの言う「前世」と「ご主人様」ナルツィッセンクロイツについて考察
  6.  アンの誕生について考察
  7.  まとめと感想


 世界任務「未完成のコメディ」の解説



 まずはVer.4.1更新分の世界任務 「未完成のコメディ」の解説です。少し長めの任務なので登場人物図をまとめました。
 任務の大筋としては、ダルシーに誘われて看守エティヌの特別許可券ミリオネアゲームに誘われます。一度は断るものの、メロピデ要塞で生まれからずっと要塞で過ごしているラノールと出会い、キャタピラー(キャタピィお兄ちゃん)と共にミリオネアゲームで優勝し外出権利を得ることで、ラノールを親族の元へ帰そうとします。キャタピラーも訳ありげにメロピデ要塞で過ごす少年で、スメール世界任務「画家漂流記」で出会った画家ジュリアンが服役中に会った友人です。最終的にチーム「ちびっこ」は優勝しますが、キャタピラーが怪物だと知っているレヴィが看守ノワイユへ正体を告げ口し、彼は警備ロボを連れて外出した旅人達を捕まえに来ます。1度は捕まって拘束されてしまいますが、再度エティヌの協力を得て封鎖された生産エリアを使って脱出をします。ラノールは無事祖父であるアーン・ショウの元へ送り届けられ、2人で暮らす事になりました。めでたしめでたし(世界任務「花咲き誇る芝生にて」での「家に帰ってこない娘」がラノールの母でした……娘の手紙読まなかったこの人が事の発端では?)。
 この任務中盤で明かされる一番のポイントは、キャタピラー水仙十字結社の一員で、四百年以上前に犯した罪のためにメロピデ要塞に収容されていたという点でしょうか。加えてキャタピラーの少年での姿はまやかしで本当の姿はヒルチャールでした。また、彼の「ご主人様」ナルツィッセンクロイツは世界が破滅する未来を救おうと計画を立てていましたが最終的には失敗したという話でした。任務完了後、キャタピラー水仙十字結社にいるアンとセイモアと合流して少し会話をしますが、またも多くの謎を残しつつ次の更新へ……という内容でした。それでは、今まで出てきた水仙十字結社関連の内容をまとめていきたいと思います。
 最後に「未完成のコメディ」と水仙十字結社関係の3人の交流を1枚図でまとめました。

1枚でわかる未完成のコメディ

 世界任務「水色の潮痕」におけるヴァージルの解説(ただし名前間違い)



 世界任務「水色の潮痕」はフォンテーヌ廷でヴァージルに話しかけると発生する世界任務で、多くのユーザーは(期間限定イベントの前提任務という事もあり)最初に行った世界任務ではないでしょうか?
 この任務はヴァージルに騙されて水没した自然哲学学院を探検するという内容でした。ここで彼は旅人に「十字鈴蘭学会」の秘宝について話を持ち掛けます。そう、これは「水仙十字結社」のことで、名前を彼が間違えていることを除いて、意外と他の世界任務で聞く話と矛盾していません(結社の目的は世界の滅亡を防ぐことでしたが、「邪悪な計画」とも表現されています)。
 ※「十字鈴蘭学会」がルネとジェイコフが設立していた(結社を隠すための)学会名である可能性は十分考えられますが、ヴァージルの任務中での発言がかなり適当であるため、あくまで「可能性がある」程度に留めたいと思いました。(追記)その後のバージョンで「十字鈴蘭学会」が残した宝探しの世界任務が追加されたので、当時2人が設立した学会名である可能性が高くなりました。

 水仙十字結社の考察1・設立~ルネが原始の水に溶けるまで


 Ver4.0までの世界任務で明かされた水仙十字結社の話とキャタピラーの話を合わせて、水仙十字結社の歴史を整理します。Ver4.0までのまとめは以下の記事をご参照下さい。 arinohatsuho.hatenablog.com
 今回のキャタピラーの話からと「時系列4・ルネの滅亡回避計画」、「時系列5・400年以上前エリナス体内での水仙十字結社と執律庭の戦い」を更新します。
 まずは、「時系列4・ルネの滅亡回避計画」について(時系列は不思議な本のページ・5以降、アランは既に学院を抜けファントムハンターになった頃)Ver4.1からの情報を追加します。
 
  学院長の「古い記事」にあった「新任の最高審判官」は伝説任務の時系列からヌヴィレットの可能性が高いと推測されます。そしてそれは、「とある物語」で出てくる「ネビル様」は実はヌヴィレットではないかという可能性 が考えられます。ヌヴィレットは姓でゲーム内では名前は明かしてなく、マレショーセ・ファントムは最高審判官の直属部隊なのでアランもマリアンもヌヴィレットは上司のため、マリアンはそう呼んでいた可能性はあります。……ただVer4.1で「とある物語」はほとんど消失しています(未完成のコメディ後に確認したので、世界任務のクリア有無で変わるのかは分かりません)。
 それ以外はあまり変更はありませんが、リリスは推定①:院長の協力で手に入れた「一番貴重なもの」である「純水精霊の子」、または推定②:リリス水仙十字院にいて子供と役を演じていた純水精霊=院長その人で協力するためルネと水仙十字結社に来た、「一番貴重なもの」は、原始胎海の水(生命ではないが)、もしくは「純水精霊の子・アン」の2つの推定を行っています。
 推定②の方がだいたいの整合性はとれますが、院長=リリス=「マリアン」として結社に協力して「とある物語」も院長が聞いた話となると、「不思議な本のページ・9で院長の調子が良くないのに、不思議な本のページ・11の計画でエリナスに連れていく(実際エリナスに行った)ことに無理はないか?」「結社での記憶は全て院長=リリス=「マリアン」ならば、そこから誕生したアンの結社が行った行為(多くの人が溶けた事)に対する考え方がなぜ院長と異なり否定的になるのか?」という点に疑問が残ります(一番貴重なものが実は「アン」で結社の計画の要だったが、ルネの考えに否定的なアンのせいで計画失敗になった可能性も考えられるが、キャタピラーが認識してないから厳しいかな…)。
 ただ、純水精霊の記憶の継承や成長がどうとでも解釈可能な現状、どちらのケースであってもアンが院長リリスの両方の記憶を持つ純水精霊である事は変わらず、リリスが院長そのものであっても院長の記憶をもつ別個体であっても、あまり全体の流れに影響が出ないため、両方の可能性を踏まえて記述しました。
 ちなみに安眠の地の「マリアン」が実はリリスである可能性はほぼ間違いないと考えています。なぜならば彼女は純水精霊であり、人間であるマリアンでは決してないからです。世界任務でプリンセス・リリスを助けようとしてきたアンに対してリリスであることを名乗れませんので(自分がリリスと告げるとアンの物語の終着が安眠の地になってしまうため)、物語に使われてない語り手である友人「マリアン」の名を使ったのではないかと推測しています。

 水仙十字結社の考察2・ルネが原始の水に溶けた後~エリナス内での戦闘まで


 次に「時系列5・400年以上前エリナス体内での水仙十字結社と執律庭の戦い」の話です。


 Ver4.1のキャタピラーの話ではトップにいただろう人は「ナルツィッセンクロイツ」という名であることがわかりました。複数の名を持っていたとも話しており(実際、古い調査報告では「大師」と呼ばれていた)、言葉の内容からはルネを想起される考えを持った人物でした。ただ、この戦いの前にルネは原始の水に溶けており、不思議な本のページはおそらくナルツィッセンクロイツに引き継がれ、エリナスの戦いに参加しています。この不思議な本のページ・12では「ルネならきっとそう思うだろう」と記述されており確実にルネではありません。この戦いはエリナス、キャタピラーの台詞などから結社は敗れたものの、マレショーセ・ファントム側も大爆発によって多くの人が亡くなりマシナリー達が大破しただろう事が推測されます。ここからエリナスからメリュジーヌが生まれ、ヌヴィレットはその優れた視覚からマレショーセ・ファントムにメリュジーヌ達を起用することになります。
 その他ヌヴィレット伝説任務のヌヴィレットの雨の回想で「やつらは魔獣を活性化させるつもりだ。このことを審判官様に報告せねば」という青年の言葉はファントムハンターのアランではないか?という推測をX(旧Twitter)で見ましたが、確かに可能性は高いと思いました。時系列的に結社と戦い魔獣を活性化させるのを止めて勝利する事は「聖遺物水仙の夢・悪龍の片眼鏡 」の悪龍との戦い後に機械の国を作ろうとした勇者の描写に合致しますし、「聖遺物ファントムハンター・傑作の序曲」のアランの同僚の多くはエリナスで没したという記載もあります。ただ、マシナリーがセイモアかは一応マリアンの助手なので少し怪しいかなと思いました。戦いではエリナス曰く沢山の機械の動物がいた事になっているため自分の犬型マシナリーを作っていてもおかしくないかと考えています。
 

 キャラピラーの言う「前世」と「ご主人様」ナルツィッセンクロイツについて考察



 キャラピラーの話では彼がこの体で目覚めた時、初めて聞いたのはナルツィッセンクロイツの声と言っていました。ただ、彼は自身の誕生の事をあまり知りません。また、セイモアに対して「あなたが守ろうとしていたお嬢さんは今、どうしているのでしょうか?」と尋ね、これはキャタピラー自身も何故聞いたか不思議に思いました。これまでの世界任務から彼になりうる人物を私達は一人知っています。アランの助手のカーター君です。彼は優秀なアランやルネという子供と比べ平凡な助手でしたが、水仙十字院育ちで不治の病で病欠しがちというよりほぼ入院生活で、最終的にはルネとジェイコフの説得から世界を救うための治療(という名義の実験)の被検者となったと推測されます。不思議な本のページの前半では、ルネ達はアビスの力を取り入れたと推測されますが、どれだけ手を尽くしてもジェイコフのようにうまくいかず生きた肉片となっているだろう描写がされています。ただ、ルネは原始の水に溶ける前に「カーターを抽出できる」「彼を生き返えらせる」と言っています。これが実現し、抽出したカーターの意識をヒルチャールの肉体に移すことができたのではないかと考えています。カーターは本人の古い日誌から分かる通りマリアンの事が好きでした(兄のアランもルネもジェイコフもそうだけど)。セイモアに言った言葉は人間の頃に言った言葉に近いのかもしれません。
 ルネも水を通して生まれ変わると言っていて、もしかしたら生まれ変わりナルツィッセンクロイツになったのかもしれません。これもキャタピラーと同様に生まれ変わるとは、たとえ前世の記憶(ルネの方は世界を救う使命)をもっていても決して前世の人そのものではなく別人であるという事でよいかと思います(崩壊スターレイルでそんな元龍尊様がいた気が……)。ただ、ナルツィッセンクロイツは人間のような感じもするので、彼の意志を継いだ人間(例えば「とある物語」に出てきて現段階で登場していない少年ケイトとか)である可能性も残っています。
 

 アンの誕生について考察



 アンの誕生についても先で語っていますが今一度考察します。カーンルイアの厄災及び巨獣エリナスによる汚染、またが先代の水神エゲリアの逝去からか、現在フォンテーヌの純水精霊は絶滅し、生まれるものは濁水幻霊のみです。またワールドにいるくそ強い濁水幻霊は「湖辺のヴィヴィアン」「湖辺のニニアン」で、名前下の記述は「裂け目を鎮圧した湖中の幻霊」であることから、純水精霊(または水形幻霊)がアビスの影響で濁水幻霊に変わるのではないかと推測されます。ただ、安眠の地の「マリアン」とアンは純水精霊です。(安眠の地はお墓とも言っていて「マリアン」は生きているのか怪しいけれど)また、「古い博物誌の抜粋」から純水精霊はつがいをもたず、水神か族長の許可を得て「分岐螺旋」を預かり自分を分裂して子を作る、というものでした。難しい事をとっぱらって端的に言うと純水精霊は「分裂」して子をつくるということです。アンは「マリアン」の夢から生まれ「奇跡」と言われているので、「マリアン」=リリスからアンが生まれたと推測されます。ではリリスは一体誰から生まれたのか?それは水仙十字院の院長だと考えられます。ルネやマリアンは院長と厄災後に再会しており、ルネは彼女を説得して「劣等な編異種を除いてフォンテーヌではもう原始のものは見られない」ため「一番貴重なもの」、つまり純水精霊の子を手に入れたと考えています。それが成長してリリス水仙十字結社の「赤の女王」)になったと考えています。以上が推定①です。
 ただ、アンの思い出した水仙十字院の記憶と台詞、安眠の地の「マリアン」の台詞からリリス=院長=安眠の地「マリアン」の可能性も考えられます。ルネの説得に応じて結社に協力し、エリナスの計画失敗まで院長で成り立ち、マリアンと厄災後に会っていますし、アンの「水仙十字院では当時よく分からなかったけど子供達と色々な役を演じていた」という台詞から「とある物語」が厄災後も作られた可能性は十分考えれます。ただ、この推定②での疑問点がいくつかあります。それは先にも述べましたが、不思議な本のページ・9で既に院長の体調がよくないのに、最後のエリナスの戦いまで彼女は生きていられたのか、という点です。また、安眠の地での会話で「マリアン」とアンは「人が水に溶ける」事に関して正反対とも言える考えを持っていました。結社での全ての記憶がリリス=院長=安眠の地「マリアン」ならば、アンはなぜ多くの人が溶けた事に関してこんなにも否定的なのか不思議に思っていますので、結論として「現時点は推定①・②どちらも考えられる」という考えを持っています。

 まとめと感想


 今回は、Ver4.1の世界任務の更新から、水仙十字結社について再度まとめてみました。アンとセイモアとキャタピラーの3人が水仙十字結社に集うのは予想外で初めてプレイした時は驚きました。ただ、もう終結するスペースが無いし(次は4人で円テーブルの椅子に座る?)し、フォンテーヌの魔神任務が一区切りするので次の更新で終わるのでしょうか?
 今後のアップデートに向けて、忘れがちですが3人の目的を提示しておきます。アンの目的は「過去に何があったか知る」こと、セイモアは「主人であるマリアンお嬢様を探し出す」こと、キャタピラーはもうご主人様や結社は無くなり旅人達の手伝いと言う形ですが「自身の誕生のルーツを探す」ことになるでしょうか。基本的にアンの中の記憶の整理を旅人がしていくだろうと推測されます。セイモアはマリアンは殉職した可能性が相当高くて厳しい気がしますが……キャタピラーは上でだいたい推測を立てたので当たってるといいなぁと思ってます。
 ここまで読んで下さり、ありがとうございました。また次のアプデの更新でお会いしましょう。

【原神】メリュジーヌ全員紹介 (Ver4.1更新版)



 今回はVer4.1て追加されたメリュジーヌ5人の情報を加えたメリュジーヌ特集更新版です。ただし、後ろ2つの魔神任務とヌヴィレットの伝説任務のメリュジーヌ解説の比率がとても大きいです。予めご了承ください。

2023/12/24追記 最新Ver4.3イベント配布両手剣『「スーパーアルティメット覇王魔剣」』の強化条件について
 Xの方で独自調査結果を残していますのでご参考下さい(入手時に既に加算があったのでおそらく手伝ってたべレナータとイアーラが対象だったと思いますが不確かです)。一番最初の任務完了の区切り=「効果音が鳴って報酬が貰えるタイミング」で上昇するようで、特にマメールのお手伝いのハードルは低め設定で良かったですね。



前回の記事はこちらからご覧下さい。

arinohatsuho.hatenablog.com


2024/1/31追記 動画を作成しました。
youtu.be
youtu.be


…リアル事情で最近探索が疎かになっているため情報に抜けや漏れがあったらぜひ情報提供お願い致します(投稿者のX(旧Twitter)のDMにてお願い致します。)。


※Ver4.1の大量なネタバレを含みます(特にヌヴィレット伝説任務)。
※Ver4.1の探索も未完了のため、色々加筆・修正する可能性が高いです。
※このような考察、感想の趣旨であるため、本文は最新バージョンまでのストーリー、全キャラクタープロフィール、ボイス等の全ての内容を踏まえての内容となります。この点はご注意ください。

具体的には以下の項目となります。

  • 魔神任務 (投稿時 Ver.4.1まで)
  • 全ての期間限定任務(投稿時 Ver.4.1まで)
  • 各キャラクターの伝説任務
  • 各キャラクターのプロフィール
  • ゲーム内の表記物、書籍、武器・聖遺物のストーリー全て


目次

  1.  全メリュジーヌ一覧
  2.  巡水船ガイド(アイベル・エルファネ)
  3.  ロマリタイムハーバーのメリュジーヌ
  4.  フォンテーヌ廷のメリュジーヌ
  5.  エリニュス島のメリュジーヌ
  6.  メリュシー村のメリュジーヌ
  7.  魔神任務で登場したメリュジーヌとシグウィンについて
  8.  ヌヴィレット伝説任務で登場したメリュジーヌ達の解説
  9.  まとめ


 全メリュジーヌ一覧



スマホ



 まずは、Ver4.1登場の全メリュジーヌの一覧です。実はVer4.1の追加は少なく、魔神任務の受付係、シグウィン、魔神任務後に出現するオティニエ、ヌヴィレット伝説任務に出てくるキアラとカロレの5人だけと思われます。画像の☆付きは任務の進行中のみ出現するので写真撮影したい人は会ったらいなくならないうちに早めに撮りましょう(ただし、受付係はこの任務位置に近づくと自動でストーリー会話が進むため撮影不可かもしれません。)。
 作ってて思ったのは、翼持ちのメリュジーヌは意外と少ないです。マレショーセ・ファントムの数人と巡水船ガイドの2人(この子達は元マレショーセ・ファントム)とシグウィンだけです(シグウィンも他と少し違ってやや作り物っぽい感じがする)。優秀な個体だともっているのでしょうか…?また、触覚と尻尾の組み合わせは見ての通り実は、「触覚がまっすぐで尻尾は細長い」パターンと「触覚がゼンマイのように丸まっていて尻尾は太い」パターンの2つしか現状存在しません…が、シグウィンのみ尻尾が丸まっています。そもそもシグウィンは5つの指をもつ手の形(普通のメリュジーヌはミトンのような形)をしていたり、特殊な例として扱います。今後のバージョンでもしかしたら新しい組み合わせや新しい部位の形が出るかもしれないので触覚と尻尾は項目分けしました。
 また、メリュジーヌの生みの親ともいえる巨獣エリナスも一応世界任務中にメリュジーヌの姿で現れたので表に追加しましたが、彼女自体はメリュジーヌではありません。

 巡水船ガイド(アイベル・エルファネ)


 ここからは個別紹介となります。


 アイベルは初めて巡水船を使ってフォンテーヌ廷に行く時に出会った旅人が多いのではないでしょうか。ガイドは往路と復路で運航前の会話選択肢の答えも違いますし、ガイド自体もバリエーションがあります(往路/復路で同じガイドの時もあるからガイド場所で異なる?)。エルファネはエリニュス島への巡水船のガイドです。二人とも元マレショーセ・ファントムで、エルファネはエースだったにも関わらずアイベルが巡水船ガイドに異動した時(アイベルは頑張ったからご褒美でなったと喜んでいるがエルファネの台詞的には左遷?)に同じくガイドになったそうです。

24/01/28追記 23/12/25~24/1/7に行われた期間限定WEBイベント「メリュジーヌのアンケート調査」でアイベル・エルファネの2人のイベントがありました。ゲーム本編ではみられないエルファネ先輩のニコニコ笑顔が見られました!



またVer4.3期間限定イベント「薔薇と銃士 第一幕 静寂を切り裂く銃声」ではアイベルがフォンテーヌにやってきた宵宮と神里兄妹を案内しました。



 ロマリタイムハーバーのメリュジーヌ


つぎにロマリタイムハーバーにいるメリュジーヌです。

 ここではメリュジーヌを初めて見る人が多いのか沢山の人が話してくれるようです。エベラリンは海と物語について話してくれます。シオラは璃月人の女性と会話しています。

 フォンテーヌ廷のメリュジーヌ


 フォンテーヌ廷にいるメリュジーヌです。

 ラミアはマレショーセ・ファントム所属ですが休暇中で帽子を被っている人を数えてます。リアスはパトロール中でメリュジーヌについて話してくれます。また、評判任務でクロックワーク・マシナリーの討伐を彼女から依頼されることがあります。マーナは海を見に来ていてヌヴィレットと一緒に海を眺めたエピソードを話してくれます。また、マーナは会計監査官のイサドラがなくした書類を一緒に探すデイリー任務があります。評判任務で大好きなバターを希望する依頼任務もあります。カフェの入り口で落ち込んでいるメンタは悩みを話してくれ、シグウィンについても話してくれます。また、カフェの手伝いのデイリー任務でメンタの注文を作ってあげる時があります。パレ・メルモニアの正面奥にいるセドナは恐らくフリーナとヌヴィレットの面会受付をしていると思われます。ヌヴィレットのエピソード動画「水面下の瞳」が公開されましたが、ヌヴィレットと会話するメリュジーヌは役目や外見的特徴からセドナだと思われます。
24/4/29-24/5/6開催のWEBイベント「そよ風とドリンクの旅」でマーナが出演しました。執律庭で働くとあるメリュジーヌみたいです。


 エリニュス島のメリュジーヌ


 ルキナの泉とエピクレシス歌劇場のあるエリニュス島にいるメリュジーヌです。

 ヴェレダは人間がどうやって誕生したか考え事をしています。ブラシーネはマジックと噴水が好きで、デイリー任務ではブラシーネと一緒にペットの犬を探すものがあります。また、Ver3.8予告番組であった「正義の国のメリュジーヌ」での「正義のメリュジーヌちゃん」は見た目的にはブラシーネと推測されます(Ver4.1以降で同じ姿の子がいなければ)。歌劇場の前にいるアイフェはヌヴィレットとフリーナについて話してくれます。歌劇も審判もない歌劇場内にトロウは一人でいます。エピクレシス歌劇場の掲示板からメリュジーヌフィルハーモニー・オーケストラという団員全員メリュジーヌというフォンテーヌで好評の楽団があるようです。WEBイベント「忽ち雨が止む」でヌヴィレットと会話しているメリュジーヌは外見的特徴からアイフェだと推測されます。またWEBイベント「鳴り響くマシナリー」でリオセスリと会話しているのも「忽ち雨が止む」の続きの話なのでアイフェ(こちらは会話ウィンドウから確定)が出てきました。
24/1/28追記 Ver.4.3では七聖召喚に追加された「エピクレシス歌劇場」にいるメリュジーヌは外見的特徴からブラシーネだと推測されます。

 メリュシー村のメリュジーヌ


 メリュシー村のメリュジーヌです。

 まずは村の外にいる2人組です。レウカが町に遊びに行く事を話してます。レウカは黒派でメラは青派です。

24/4/29-24/5/6開催のWEBイベント「そよ風とドリンクの旅」でメラが出演しました。旅するとあるメリュジーヌみたいです。




 旅人は、世界任務「古き色合い」でマメールに出会いメリュシー村に入って、困っているメリュジーヌ達を助ける事になります(派生世界任務が結構あります)。旅人はコスンツァーナと一緒に他の国のお花を育てます。カラボスは薬剤師で助手のベレナータ(ベレちゃん)と一緒に新しい薬の実験を手伝います(旅人自ら薬を飲む事で)。その実験の成果である真実が見える薬「真眼薬」のおかげでアッシェンと「スポンジアン号」を探す手伝いをします。また、カノティラとは本(啓示の書)の解読を手伝います。
24/1/28追記 Ver.4.3では七聖召喚に「マメール」のカードが追加されました。



 世界任務「古き色合い」で旅人はヴィルダを助けますが、世界任務後のルフィーナの会話からフロー、ヴィルダ、ルフィーナは3姉妹だと分かります(フローが姉、ルフィーナが末妹)。ヴィルダはマレショーセ・ファントムのエージェントに憧れていて、フローは裁縫が得意、ルフィーナは冒険家になりたい子です。ラウメは記者に憧れていて、リュティンヌは新しい料理を開発しています。セディルは休暇で帰ってきたマレショーセ・ファントムの正式エージェントで世界任務後に後始末をしてくれたようです。彼女はマレショーセ・ファントムに憧れるメリュジーヌ達に尊敬されています。

 イアーラは釣り協会のデラロッシュから釣りを教わっていて旅人も彼女の釣りを手伝います。シャナはキラキラしたパーツと物々交換してくれる子で前はフォンテーヌ科学院にいたようでマシナリー制作に憧れています。セレーネは村の年長者で困っているメリュジーヌを教えてくれます。スルアシーは宝石を処理していて、宝石からマメールの絵の具も作っています。


24/1/28追記 23/12/27~24/1/2に行われた期間限定WEBイベント「舞台裏のエピソード」ではメリュシー村の撮影でイアーラとヌヴィレットがコメントをくれます。ヌヴィレットが撮影題材よりもほぼメリュシー村であることだけでべた褒めなので笑ってしまいました。



 プーカは世界任務「古き色合い」で助けるもう一人のメリュジーヌで、任務後に彼女が無くした「しるし」を探す過程でメリュシー村にある鉱石の価値をフォンテーヌ廷で見つける手伝いをします。グラシュティはプーカと一緒にいた子でブリーチャープリムズを育てようとしています。グラーニャはマレショーセ・ファントムに入りたい子達でシロナはグラーニャのために一緒にマレショーセ・ファントムを目指しています。トピアは音楽家を自称していてマメールに音楽を贈るためカラボスの「真眼薬強化版」を求めてました。旅人は海底の洞窟にある失われた楽章「ベスタの歌」の楽譜を探すお手伝いをします(薬は結局旅人が試す)。

 魔神任務で登場したメリュジーヌとメロピデ要塞のメリュジーヌについて



 魔神任務で登場したメリュジーヌとメロピデ要塞のメリュジーヌです。Ver.4.0魔神任務ではトリスタとセドナが現れます。トリスタはエピクレシス歌劇場で事件が起こった時に警備をしていて、事件の手がかりを教えてくれます。また、セドナはナヴィアとヌヴィレットの執務室に行くときに登場し旅人達を制止しますが、ナヴィアが適当な事を言って彼女を言いくるめます。
 そしてVer.4.1魔神任務では、メロピデ要塞で看護師長をしているシグウィンを監獄長のリオセスリから紹介され、旅人達は調査の中で彼女関係の「謎」を解き明かすことになります。 また、ストーリーが進行し旅人がメロピデ要塞の危機をヌヴィレットに伝えて彼がメロピデ要塞に向かう場面では、フリーナと召使が話し合うような状況だったため、旅人達はフリーナを助けにエピクレシス歌劇場に向かいますが案内してくれるのが、受付係です。そして、Ver.4.1魔神任務終了後にシグウィンは会えなくなってしまいますが、代わりに医務室には休暇で遊びにきたオティニエが現れます。


2024/4/22 キャラクター紹介の短冊でシグウィンの実装(Ver.4.7)が決まりました!



 ヌヴィレット伝説任務で登場したメリュジーヌ達の解説



 最後にヌヴィレット伝説任務に登場したメリュジーヌの解説です。簡単にストーリーを紹介しますと、キアラに脅迫状が届き彼女に危害が及ぶ事を危惧したヌヴィレットは旅人と共に調査する事になります。のんきなキアラをよそに現在最高審判官という身分の高い立場にいるヌヴィレットが積極的に調査するということでフォンテーヌの人々が様々な行動をとる場面を旅人が見届けたり、思いがけずルキナの泉でヌヴィレットの過去を見てしまったりして犯人を捜していく、という流れですが、途中の「メリュジーヌを守ろう!」運動で主にエリニュス島のメリュジーヌ達が登場しています。
 まず事の始まりはキアラの件を調査しようとするヌヴィレットに対してセドナは疑問を投げかけ、旅人に説得してもらうようにお願いします。結局彼の意志は堅く説得を諦め休暇をフリーナに届けるために退出します。旅人はキアラに付添って千織屋のエローフェの所まで行き、そこでシャルロットやクロリンデに出会います。(孤高の人のように見えたクロリンデがメリュジーヌと普通に交流しているところにほっこりします。キアラとクロリンデがビーチでバカンスだって?!シャルロットさん写真撮ってない?!)。また、調査の中で犯人はヌヴィレットに恨みがあるものだろうとルキナの泉を使って調査する過程でヌヴィレットの過去である400年前以上の出来事を体験することになります。
 カロレはメリュシー村からきてその特殊な視覚が調査任務に重要であると判断したヌヴィレットからフォンテーヌ廷に連れられ「マレショーセ・ファントム」になります。当時は異種族であるメリュジーヌやヌヴィレットに対する人々の反感は非常に強かったのですが、5年を経てメリュジーヌが人々から信頼を得られたという事で「平和勲章」をカロレと特巡隊隊長のヴォートランへ贈ります。しかし、ヌヴィレットの性急な組織改編により利益を奪われた旧勢力の陰謀で、メリュジーヌは濡れ衣を着せられて迫害され、最終的に彼女は悲劇的な結末を迎えてしまいます。ヴォートランはカロレが亡き妹イロリアに似ていて他人から利用されやすい事に気づきわざと厳しく接していましたが、次第に自身がカロレに感化されたという事を話します。しかし、その事でカロレが狙われやすくなっていた事実にひどく後悔し、独断で彼女の敵討ちのため罪を犯しヌヴィレットから有罪判決を受けます。


 ちなみにカロレの事件後に、スアヴェゴータやクロタールに非難されているメリュジーヌはカロレの髪型とは若干違っていて、キアラのように当時マレショーセ・ファントムにメリュジーヌがいてもおかしくないので別メリュジーヌだと考えています。

 現在に戻り、ヌヴィレットと共にナヴィアから情報を得た後、夜になっても人の多いルキナの泉に旅人達が疑問を覚えますが、それはフォンテーヌの人々がメリュジーヌを守ろうと行動していました。ここで会話のないメリュジーヌや人々も元々ルキナの泉近くにいるNPCが登場していたのは気付きましたでしょうか?場面ごとに推定される人物名を記載します。(あれアイフェは…?)





 「目を光らせている」の会話にかかってアルニムがトロウをガン見しながら歩き去る所は思わず吹いてしまいました。
 その後、調査とナヴィアの協力によって黒幕がいるメロピデ要塞に向かいます。リオセスリとシグウィンの協力を得て事件を解決します。

シグウィン可愛いね。

 事件解決後、ヌヴィレットは突然の雨から過去のフォンテーヌを回想します。ここではメリュジーヌ関連のみ解説します。



 リオセスリが公爵に就任した頃のメロピデ要塞。シグウィン可愛いね。



 過去の迫害された過去と対照的に思い出される現在のルキナの泉の回想(400年以上前の出来事から突然昨日くらいの回想に…)叫んでいるのはセルリエで、メリュジーヌの外見からなぜかブラシーネではなくヴェレダではないかと推測されます。

 最後はカロレとヴォートランです。


 ここでカロレが挨拶したあと、手を振る動作の際に前へ寄ってくるのでピョコピョコ音がなるのが可愛い。「往日の名残り」の副題の通り過去のルキナの泉でのヴォートラン裁判の件も、メロピデ要塞でリオセスリが今のヌヴィレットを適切に評価し、メロピデ要塞に残る記録でヴォートランを調べた上で当時の裁判で憎しみの感情を露わにした彼の真意をヌヴィレットに伝える、という話の構成がとても良いですね。



 このヴォートランの言葉にうんうんうなづくカロレも大変愛らしいです。あれ、目から涙が……
 最後にキアラに事件解決を知らせると、夢の中でカロレに会って「キアラ、私たちの夢が叶いました」と言われた事を話します。これは平和勲章をもらった時の「人間とメリュジーヌが仲良く暮らす」事でしょう。今のフォンテーヌ人とメリュジーヌの良好な関係は、カロレにヌヴィレット自身が言ったように長い「時間」と「努力」を経て既に築かれていたという事、それはヌヴィレットもこれまでの経験を経て国を代表する最高審判官になっているからこそ、という事をヌヴィレット本人がキアラの事件を通して初めて気付く、というとても良い物語でした。


2023/11/07追記 『【原神】キャラクター実戦紹介 フリーナ(CV:水瀬いのり)「世界はみな舞台」』でメリュジーヌが登場したので追記します。


 開幕フォンテーヌ廷に到着するクレメンタイン線の巡水船に乗るのはガイドのアイベル…ではなく、後ろ姿で瞳の色が分かりませんが、翼持ちでこの体の色はセドナと思われます。



 (解像度を最高にしてもこれが限界だ……!)タルタリヤがメリュジーヌ3人に追いかけられるシーンの、左と中央は見た目(体の色、髪型、髪色)からヴェレダセドナと推測されます。そして、右のメリュジーヌは……フォンテーヌで警察服を身につけ帽子を被っていないマレショーセ・ファントムのメリュジーヌは確認されていません、ヌヴィレット伝説任務、ルキナの泉で追体験した400年以上前のマレショーセ・ファントムを除いて……この髪型に左胸には白いバッジ(平和勲章)……つまり彼女はカロレで間違いないでしょう。撮影のワンシーン(おそらく虚構)ですが、まさかの登場でした。


2024/3/25追記 WEBイベント「奇想天裁」で衣装モデルでキアラが登場しました、かわいいですね。

 

 まとめ


 Ver4.1でもメリュジーヌ全員紹介しました。思ったよりもメロピデ要塞のメリュジーヌは少ないという事が分かってしまったので、もっと沢山のメリュジーヌが追加されないかなぁ…
 ここまで読んで下さり、ありがとうございました。
 見落としメリュジーヌちゃんがいれば追加します。(その他情報あれば投稿者のX(旧Twitter)のDMにて情報提供お願い致します。)

【原神】Ver4.0登場メリュジーヌ全員紹介



 今回はVer4.1予告番組で「こんな出所不明な種族信用できない」「メリュジーヌなんて信用できない!」と言われてしまった可哀想なメリュジーヌちゃん特集です。こんな可愛いのに…
 全員紹介と銘打っていますが実はブラシーネちゃんが同行するデイリー任務をきっかけに数日で仕上げた記事なので、情報に抜けや漏れがあったらぜひ情報提供お願い致します(投稿者のX(旧Twitter)のDMにてお願い致します。)。

2023/12/24追記 最新Ver4.3イベント配布両手剣『「スーパーアルティメット覇王魔剣」』の強化条件について
 Xの方で独自調査結果を残していますのでご参考下さい(入手時に既に加算があったのでおそらく手伝ってたべレナータとイアーラが対象だったと思いますが不確かです)。一番最初の任務完了の区切り=「効果音が鳴って報酬が貰えるタイミング」で上昇するようで、特にマメールのお手伝いのハードルは低め設定で良かったですね。



※Ver4.0の大量なネタバレを含みます。
※Ver4.0の探索も未完了のため、色々加筆・修正する可能性が高いです。
※このような考察、感想の趣旨であるため、本文は最新バージョンまでのストーリー、全キャラクタープロフィール、ボイス等の全ての内容を踏まえての内容となります。この点はご注意ください。

具体的には以下の項目となります。

  • 魔神任務 (投稿時 Ver.4.0まで)
  • 全ての期間限定任務(投稿時 Ver.4.0まで)
  • 各キャラクターの伝説任務
  • 各キャラクターのプロフィール
  • ゲーム内の表記物、書籍、武器・聖遺物のストーリー全て


目次

  1.  全メリュジーヌ一覧
  2.  巡水船ガイド(アイベル・エルファネ)
  3.  ロマリタイムハーバーのメリュジーヌ
  4.  フォンテーヌ廷のメリュジーヌ
  5.  エリニュス島のメリュジーヌ
  6.  メリュシー村のメリュジーヌ
  7.  魔神任務で登場したメリュジーヌとシグウィンについて
  8.  まとめ


 全メリュジーヌ一覧


 まずは、Ver4.0登場の全メリュジーヌの一覧です。このなかで世界任務に関わっているマメールとアッシェンは任務完了後に探しても残念ながら見つかりませんでした。また、トリスタも魔神任務中の進行中のみでの出現と思われますので撮影直しが難しく、投稿者の任務中録画からの抜粋で申し訳ありません。
 作ってて思ったのは、まず翼持ちのメリュジーヌは意外と少ないです。マレショーセ・ファントムの数人と巡水船ガイドの2人(この子達は元マレショーセ・ファントム)とシグウィンだけです。優秀な個体だともっているのでしょうか…?また、触覚と尻尾の組み合わせは見ての通り実は、「触覚がまっすぐで尻尾は細長い」パターンと「触覚がゼンマイのように丸まっていて尻尾は太い」パターンの2つしか現状存在しません。メリュシー村内では触覚がゼンマイ型、村外のメリュジーヌは触覚がストレート型の方が多く何か関連するかと思いましたが、年長といっているセレーネや翼持ちのエルファネやセディルは触覚がゼンマイ型なので今のところはただの個性と考えた方が良いかもしれません。今後のバージョンでもしかしたら新しい組み合わせや新しい部位の形が出るかもしれないので触覚と尻尾は項目分けしました。
 プレイアブルと予想されるシグウィンはアイベルとメンタの台詞からメリュジーヌであることがわかりました。
 また、メリュジーヌの生みの親ともいえる巨獣エリナスも一応世界任務中にメリュジーヌの姿で現れたので表に追加しましたが、彼女自体はメリュジーヌではありません。 (一覧の抜け漏れその他情報あれば投稿者のX(旧Twitter)のDMにて情報提供お願い致します。)

 巡水船ガイド(アイベル・エルファネ)


 ここからは個別紹介となります。


 アイベルは初めて巡水船を使ってフォンテーヌ廷に行く時に出会った旅人が多いのではないでしょうか。ガイドは往路と復路で運航前の会話選択肢の答えも違いますし、ガイド自体もバリエーションがあります(往路/復路で同じガイドの時もあるからガイド場所で異なる?)。エルファネはエリニュス島への巡水船のガイドです。二人とも元マレショーセ・ファントムで、エルファネはエースだったにも関わらずアイベルが巡水船ガイドに異動した時(アイベルは頑張ったからご褒美でなったと喜んでいるがエルファネの台詞的には左遷?)に同じくガイドになったそうです。

24/01/28追記 23/12/25~24/1/7に行われた期間限定WEBイベント「メリュジーヌのアンケート調査」でアイベル・エルファネの2人のイベントがありました。ゲーム本編ではみられないエルファネ先輩のニコニコ笑顔が見られました!



またVer4.3期間限定イベント「薔薇と銃士 第一幕 静寂を切り裂く銃声」ではアイベルがフォンテーヌにやってきた宵宮と神里兄妹を案内しました。



 ロマリタイムハーバーのメリュジーヌ


つぎにロマリタイムハーバーにいるメリュジーヌです。

 ここではメリュジーヌを初めて見る人が多いのか沢山の人が話してくれるようです。エベラリンは海と物語について話してくれます。シオラは璃月人の女性と会話しています。

 フォンテーヌ廷のメリュジーヌ


 フォンテーヌ廷にいるメリュジーヌです。

 ラミアはマレショーセ・ファントム所属ですが休暇中で帽子を被っている人を数えてます。リアスはパトロール中でメリュジーヌについて話してくれます。マーナは海を見に来ていてヌヴィレットと一緒に海を眺めたエピソードを話してくれます。また、マーナは会計監査官のイサドラがなくした書類を一緒に探すデイリー任務があります。カフェの入り口で落ち込んでいるメンタは悩みを話してくれ、シグウィンについても話してくれます。また、カフェの手伝いのデイリー任務でメンタの注文を作ってあげる時があります。パレ・メルモニアの正面奥にいるセドナは恐らくフリーナとヌヴィレットの面会受付をしていると思われます。
 (23/9/21追記)ヌヴィレットのエピソード動画「水面下の瞳」が公開されましたが、ヌヴィレットと会話するメリュジーヌは役目や外見的特徴からセドナだと思われます。


 エリニュス島のメリュジーヌ


 ルキナの泉とエピクレシス歌劇場のあるエリニュス島にいるメリュジーヌです。

 ヴェレダは人間がどうやって誕生したか考え事をしています。ブラシーネはマジックと噴水が好きで、デイリー任務ではブラシーネと一緒にペットの犬を探すものがあります。また、Ver3.8予告番組であった「正義の国のメリュジーヌ」での「正義のメリュジーヌちゃん」は見た目的にはブラシーネと推測されます(Ver4.1以降で同じ姿の子がいなければ)。歌劇場の前にいるアイフェはヌヴィレットとフリーナについて話してくれます。歌劇も審判もない歌劇場内にトロウは一人でいます。エピクレシス歌劇場の掲示板からメリュジーヌフィルハーモニー・オーケストラという団員全員メリュジーヌというフォンテーヌで好評の楽団があるようです。
 (23/10/15追記)WEBイベント「忽ち雨が止む」でヌヴィレットと会話しているメリュジーヌは外見的特徴からアイフェだと推測されます。またWEBイベント「鳴り響くマシナリー」でリオセスリと会話しているのも「忽ち雨が止む」の続きの話なのでアイフェ(こちらは会話ウィンドウから確定)が出てきました。


 メリュシー村のメリュジーヌ


 メリュシー村のメリュジーヌです。

 まずは村の外にいる2人組です。レウカが町に遊びに行く事を話してます。レウカは黒派でメラは青派です。



 旅人は、世界任務「古き色合い」でマメールに出会いメリュシー村に入って、困っているメリュジーヌ達を助ける事になります(派生世界任務が結構あります)。旅人はコスンツァーナと一緒に他の国のお花を育てます。カラボスは薬剤師で助手のベレナータ(ベレちゃん)と一緒に新しい薬の実験を手伝います(旅人自ら薬を飲む事で)。その実験の成果である真実が見える薬「真眼薬」のおかげでアッシェンと「スポンジアン号」を探す手伝いをします。また、カノティラとは本(啓示の書)の解読を手伝います。



 世界任務「古き色合い」で旅人はヴィルダを助けますが、世界任務後のルフィーナの会話からフロー、ヴィルダ、ルフィーナは3姉妹だと分かります(フローが姉、ルフィーナが末妹)。ヴィルダはマレショーセ・ファントムのエージェントに憧れていて、フローは裁縫が得意、ルフィーナは冒険家になりたい子です。ラウメは記者に憧れていて、リュティンヌは新しい料理を開発しています。セディルは休暇で帰ってきたマレショーセ・ファントムの正式エージェントで世界任務後に後始末をしてくれたようです。彼女はマレショーセ・ファントムに憧れるメリュジーヌ達に尊敬されています。

 イアーラは釣り協会のデラロッシュから釣りを教わっていて旅人も彼女の釣りを手伝います。シャナはキラキラしたパーツと物々交換してくれる子で前はフォンテーヌ科学院にいたようでマシナリー制作に憧れています。セレーネは村の年長者で困っているメリュジーヌを教えてくれます。スルアシーは宝石を処理していて、宝石からマメールの絵の具も作っています。

 プーカは世界任務「古き色合い」で助けるもう一人のメリュジーヌで、任務後に彼女が無くした「しるし」を探す過程でメリュシー村にある鉱石の価値をフォンテーヌ廷で見つける手伝いをします。グラシュティはプーカと一緒にいた子でブリーチャープリムズを育てようとしています。グラーニャはマレショーセ・ファントムに入りたい子達でシロナはグラーニャのために一緒にマレショーセ・ファントムを目指しています。トピアは音楽家を自称していてマメールに音楽を贈るためカラボスの「真眼薬強化版」を求めてました。旅人は海底の洞窟にある失われた楽章「ベスタの歌」の楽譜を探すお手伝いをします(薬は結局旅人が試す)。

 魔神任務で登場したメリュジーヌとシグウィンについて



 最後にVer.4.0魔神任務中に出てきたメリュジーヌです。具体的にはトリスタとセドナになります。トリスタはエピクレシス歌劇場で事件が起こった時に警備をしていて、事件の手がかりを教えてくれます。また、セドナはナヴィアとヌヴィレットの執務室に行くときに登場し旅人達を制止しますが、ナヴィアが適当な事を言って彼女を言いくるめます。
 そしてガイド中のアイベル、カフェ・ルツェルンにいるメンタの台詞から、シグウィンはメロピデ要塞で働くメリュジーヌであることが分かります。詳しい事は分かりませんが彼女は人の姿に近いメリュジーヌのようです。

 フォンテーヌ序曲PV「フィナーレの歓宴」に出てくるシグウィンはメリュジーヌと同じような触覚と翼をもっている事がわかりますが、このカットのみ触覚と同じ色の尻尾らしきものが見えます。

 まとめ


 勢いでメリュジーヌ全員紹介しました。見落としメリュジーヌちゃんがいれば追加します。次のVer4.1でも新しいメリュジーヌが出てきそうですが魔神任務の予告PV的に人々から迫害されそうで心配です。メロピデ要塞がエリア解放されるのでシグウィンも登場すると嬉しいですね。ここまで読んで下さり、ありがとうございました。

【原神】フォンテーヌ世界任務「古き色合い」「水仙のアン」2つの重なる歴史を考察する



 8/16のVer.4.0アップデートからある程度の探索、魔神任務、2大世界任務「古き色合い」「水仙のアン」を完了して、 今回は一見関係がなさそうだった2つの世界任務が最後に繋がって続く事に私は大変驚きました。
まだ、この2つの世界任務は多くの謎を残し、次回アップデート以降も続くと思われますが、情報をまとめてある程度の仮説をする事で、 自分の中である程度の答えを見出したので現時点の考察を記事にまとめました。

(2023/11/05追記)
 図を新しく作り直し、情報を追加しました。この記事内はVer4.0の内容のみで記述します。
この記事の後Ver4.1によって更新された箇所がありますので、そちらに関しては以下の記事をご覧ください。
(2023/11/12追記)
 時系列6に世界任務「秘教と啓示の書」のまとめを追加しました。
arinohatsuho.hatenablog.com

※Ver4.0の大量なネタバレを含みます。
※Ver4.0の探索も未完了のため、色々加筆・修正する可能性が高いです。
※このような考察、感想の趣旨であるため、本文は最新バージョンまでのストーリー、全キャラクタープロフィール、ボイス等の全ての内容を踏まえての内容となります。この点はご注意ください。

具体的には以下の項目となります。

  • 魔神任務 (投稿時 Ver.4.0まで)
  • 全ての期間限定任務(投稿時 Ver.4.0まで)
  • 各キャラクターの伝説任務
  • 各キャラクターのプロフィール
  • ゲーム内の表記物、書籍、武器・聖遺物のストーリー全て


2024/03/24追記 Ver.4.0〜4.2の関連世界任務(水仙十字、水仙十字結社)の記事を統合した独自解説動画を作成しました。
※リンク先の動画はVer4.2(完結)までの内容を含んでいて大きなネタバレ要素があります。十分ご注意下さい

youtu.be


目次

  1.  2つの世界任務とその関連事項の時系列整理
  2.  時系列1・水仙十字院時代(親世代~500年前の厄災による離散~エリナス出現・討伐)
  3.  時系列2・カール一家のスメールでの旅(ルネの探究~ジェイコフの人外化)
  4.  時系列3・自然哲学学院時代(再会~新エネルギー実験/「学会」設立~アランとルネの決別)
  5.  時系列4・ルネの滅亡回避計画(ルネの計画準備~ルネ達が原始の水に溶ける)
  6.  時系列5・400年以上前エリナス体内での水仙十字結社と執律庭の戦い
  7.  時系列6・現在・2つの世界任務 登場キャラクターの謎と推測
  8.  まとめと感想


 2つの世界任務とその関連事項の時系列整理




 2つの世界任務に関連するアイテム、聖遺物、武器、世界任務をまとめました。簡単な概要をメモしていますが、詳しい内容を読みたい方はゲームにてお読みください。

 これらの情報を合わせ、過去を大きく5つに分けて現在軸を加えた計6時系列にまとめました。

 時系列1・水仙十字院時代(親世代~500年前の厄災による離散)




 まず水仙十字院の成り立ちです。水仙十字院は先代水神エゲリアの下、純水精霊の院長と人間の副院長で成り立つ孤児や犯罪者の子供を保護・育成する施設でした。ここでは子供たちは勇者・騎士・魔法使い・悪龍などの役を演じて遊んでいました。おやつの時間には鐘が鳴り遊びをやめていました。


 次にルネ・ジェイコフの生い立ちです。二人は幼馴染でそれぞれの親はポアソン町で野望と権力を持ってましたが(カールは記者として交流を持っていて、ルネ一家、ジェイコフ一家の他に魔術師「パルジファル」とも出会っている)、マレショーセ・ファントムに危険視されてファントムハンターのエマニュエル・ギヨタンに殺害されます。親をなくしたルネとジェイコフは水仙十字院に受け入れられます。


 その後500年前のカーンルイア厄災の時、院長は純水精霊の姉妹たちと旅へ、副院長は現れた巨獣エリナスを倒すため院を離れないといけなくなり存続が出来なくなりました。副院長バザルは旧友のエマニュエル・ギヨタンへアラン、マリアン兄妹を、カール・インゴルドへルネ、ジェイコフを託します。
 また、当時の自然哲学学院の学院長の記事からバザル、カール、エマニュエルと旧知の仲であることがわかり、学院長はドワイト・ラスクと推測されます(聖遺物「ファンタムハンター」の「忘却の容器」では名、「老兵の容貌」のバザルの台詞では姓で呼んでいる可能性が高いため)。厄災の影響で自然哲学学院は封鎖、劇作家のコペリウスはグロリア劇場(エピクレシス歌劇場建設前の劇場)の「クロックワークコッペリア」の初演中に被災して亡くなった事が推測されます(武器「純水流華」)。ちなみにこの歌劇が「氷風組曲」のコペリウスとコッペリアのアイディア元だと思われます。また、カールもポアソン町で知り合った大魔術師「パルジファル」の決闘裁判の時に厄災に見舞われたと推測されますが、「パルジファル」が恐らく自らの命を顧みず彼を安全な地下室へ移し助けたと考えられます。(聖遺物「ファンタムハンター」の「裁判の刻」)

 時系列2・カール一家のスメールでの旅(ルネの探究~ジェイコフの人外化)



 カーンルイア厄災の時、ルネ、ジェイコフは記者から冒険者になった養父カールと共にスメールを旅します。その時、ルネは霊光とカーンルイアの遺産の■■(深淵=アビス)の力を研究していました。また、ジェイコフが衰弱して死にそうになったため、アビスの力を独断で使いジェイコフを回復させます。その後、記録を研究する中でジェイコフと共に世界式を構築して世界の滅亡を予測してしまい、その解決に奔走することになります。そして養父カールと共にフォンテーヌに戻ります。

 時系列3・自然哲学学院時代(再会~新エネルギー実験/「学会」設立~アランとルネの決別)



 厄災の後、アラン・マリアンと、ルネ・ジェイコフは再会します。アランは自然哲学学院に入り、新エネルギー(動力コア)の実験をしていました。その後、ルネとジェイコフも自然哲学学院に入り、アランの実験室で助手カーターと共に実験を手伝います。この期間にカーター主導でペトリコールへピクニックへ行き皆は楽しみますが、アランはペトリコールにあった遺跡の魔像、ルネも遺跡に関する「黄金の劇団」と「密合の契印」の事をカーターに話します。その後、アラン達の新エネルギー実験は成功し、新エネルギーの話で学院は盛り上がりますが、アランへの嫉妬の方が大きくルネは学院に怒りを表します。ルネとジェイコフの2人には世界の滅亡を止めるという使命があるため、後にアランと別の実験室を持つことになり、また、ルネは前文明やアビスの「通路」研究したり、協力者を求めて学院で「学会」を設立します。
 助手のカーターの評価はアランもルネも「頼りにならない」「バカ」と散々ですが、アランはカーターを大切に思い(ただマリアンが来て嬉しい彼を元気そうだと判断したり理解が足りてない)、新しいカメラ撮影や思考マシン等のアイデアはマリアンへの機械犬セイモアの開発に繋げています。ルネもカーターの症状を理解し、後に苦悩の末ジェイコフの提案の本人に全て打ち明けることで治療のための実験体になるように説得します。実はカーターも他4人と同様に水仙十字院出身者で、学院長も彼を心配して彼の病気の治療や緩和に尽力していました。カーターの治療を試みて学院長とルネは血液などのサンプルを採取して各種機関に調査をお願いしていました。ちなみに学院長は当時の新任であった最高審判官と会い個性的と評価、比較対象で「レオンの小者」より頼りがいがあると言っていますが、これらが誰なのか不明です。
 その後滅亡阻止のためにアランへ協力をお願いしますが、他人の目や経験を信じないアランは断り2人は決別します。ルネは本人の了承の下カーターを治療のための実験体にします。一方、アランは機械工学の研究に進みます。

この辺りの「古い日誌」の各キャラクターの時系列の整理は煩雑ですが下の表2つにまとめました。
ジェイコフの一人称は「私」です。(「古き色合い」でも私だったけど…子供の頃から?)


 時系列4・ルネの滅亡回避計画(ルネの計画準備~ルネ達が原始の水に溶ける)




 アランはその後実験室を移し、機械運動学の研究で新エネルギーを使ったマシンを開発します。古い日誌には助手2人が彼に振り回されていた事が書かれています。(この時助手1がアランがほぼ作ったからというプライドで特許を出さなかったため、皮肉な事にぼけっとしていると評していたシェルビウスが「シェルビウス式」マシナリーを開発し、後世名を残していると推測されます)。ちなみに「自己修復クソ殺人マシン」は初めて自然哲学学院に来た時に戦わせられた永久自己回復機能をもつ遺跡重機です。


 アランと決別したのでジェイコフと二人でカーターの治療と滅亡阻止について考えなくてはならなくなったルネは、ペトリコールの遺跡調査から(フォンテーヌ人の?)起源に辿り着きます。そこからよく分かりませんがルネ(とマリアン)は院長と再会しています(不思議な本のページ・7の記述(水しかない所、ジェイコフが副院長から貰った羽を置いていった場所)から水没した水仙十字院跡(安眠の地)の可能性が高い)。
 その後、剣、一番貴重なもの(原始胎海の水?、その前に院長を説得してどこかへ連れていってるので厄災後生まれるはずのない純水精霊?)、古代の遺産(四象限?)を利用して、全フォンテーヌ人を原始の水に溶かし(世界の規則を超えて?)命が残る事で滅亡を止めるという計画を立てました。計画の中でルネは原始胎海の水に溶け、他の「学会」=水仙十字結社の信者も溶け、院長かリリスはその場にいて人が溶ける記憶を有しています。

 またこのアランとルネ決別からルネが溶けるまでの時期が「とある物語」が作られた時期と考えられます。「とある物語」はマリアンがリリスに語ってあげた物語で、語り手の「アル(アラン)お兄ちゃん、ネイ(ルネ)お兄ちゃん、ジェック(ジェイコフ)お兄ちゃん」の言葉と水仙十字院の思い出から、最年少のマリアンと推測されます。聞き手は厄災後に再会したリリスです。
 「とある物語」はみんながいた「水仙十字院」での会話と思われがちですがリリスが「災いが起きてから、わたし達にもう未来はないもの…」と言っているので厄災後=水仙十字院離散後になります。そしてマリアンの「アランはネビル様(マレショーセ・ファントム関係者か学院長のどちらかと推測)の仕事を手伝っている」「ルネとジェイコフはリリスと一緒に(「学会」で)頑張っている」という背景がこの時期に適合します。水仙十字院にいなかったケイトは「学会」または自然哲学学院内の「リリスとマリアンが友達になりたい男の子」で物語に登場することになりました。ちなみにマリアンの一人称は「僕」です。ただ、「水仙のアン」の物語は、リリスが「とある物語」を聞いた後で体験した事が反映されていて「ネイは既に水になっている」「ジェックは(ルネが溶けてから)性格が変わった」事に変更されています。また、マリアンはアランから犬型機械マシン「セイモア」を既に貰っており、マリアンは「バカ犬」と言っています。これがリリスにも移って「アン」の物語の犬モーリィになったと思います。物語の配役、元ネタの人物を下にまとめておきます

 時系列5・400年以上前エリナス体内での水仙十字結社と執律庭の戦い




 前の時系列からどれくらい飛んだか分かりませんが、水仙十字結社のルネの啓示の書を継いだ誰か(登場人物的にケイト?生き返ったカーター?新生ルネかもしれないがページ・12での「ルネならきっと」が矛盾している)が、何かの計画のため、リリスとジェイコフをエリナスへ向かわせします。ただし、水仙十字結社の事をフォンテーヌ廷は既に把握していると(原始の水で?)エージェントを吸収して知ります。また、新しい啓示の書の持ち主は、アランが適切な臓器があれば「意識」を移植する技術を持つ事を知ります。アランは機械が好きで遺跡の魔像にも興味を示したので、恐らく意識の移植先は機械と思われます。その後、エリナスの体内で計画を進める水仙十字結社とそれを阻止するマレショーセ・ファントムが戦い、最後は爆発が起きてその影響でメリュジーヌが誕生します。ここで、水仙十字結社は中核のジェイコフ、エリナス曰く「原始の水の精霊1体」(=不思議なページ・11でのジェイコフと同行したと記されている原始の水に関わったリリスと推測、過去のルネの計画で純水精霊化?)、あと啓示の書を継いだ人も時間稼ぎで向かったと思われます。
 ここでマレショーセ・ファントム側はエージェントのマリアン、助手のセイモア、ともう一人の同行者(アランと推測)、エリナス曰く沢山の鋼鉄の動物たちもいたということなので、セイモア以外のマシナリー動物がいたと思われます。ここで純水精霊のリリスと新人類のジェイコフは100年生きそうですが、アランとマリアンは人間だと100歳前後になります。少なくともマリアンはここで戦えるのでしょうか?ここで啓示の書のページ12から、アランとマリアンは機械に既に意識を移したと推測されます(エリナスは人型機械を認識できなかった)。4.0生放送の「400年前フォンテーヌ科学院創立者のアラン・ギヨタンが~」だけが矛盾点となりますが、そもそもアランは厄災前に水仙十字院にいるはずなので創立時に彼は100歳過ぎる気がします…
 (追記)Ver4.1からこの辺りの年代のことを400年「以上」前と記載するケースが増え、恐らくエリナスが襲来し討たれてから再度エリナス体内の戦いでメリュジーヌが誕生するまでの期間は数十年程度に留まる可能性が高いのではないかと推測しています。その場合、アランやマリアンは成人~壮年あたりで説明がつくのではないかと考えています(ただ、どちらにせよ不思議なページ・12の「意識を移す技術を既に持っている」「滅亡後の世界でもアランとマリアンには席がある」という記載から2人は人外になっている可能性は残ります)。
 とりあえず今は生放送の言葉は棚に上げて、100年を過ぎても主要人物は全て人外になったので普通に生きていたと解釈します。この戦いのあと、ジェイコフは行方不明、セイモアは破損、純水精霊リリスは亡くなり安眠の地へ、機械達はバラバラの破片になったと考えられます。
 水仙十字結社の計画か偶然か分かりませんが、この影響でエリナスからメリュジーヌ達が生まれてくるようになります。メリュジーヌは生まれる時「しるし」をもち大切にするという習性がありますが、これは無くなった人の魂や遺品、またはそれらがバラバラの機械片に宿ったものではないかと推測します。また、メリュジーヌの多くがマレショーセ・ファントムで働く理由も、400年前の戦いでマレショーセ・ファントムのマリアンとアラン(の意識が移植された機械片)を持って生まれてくるから、という理由もあるのではないでしょうか?(マリアン、アランが機械化している仮定の話ですが…)

 時系列6・現在・2つの世界任務 登場キャラクターの謎と推測


 あとは世界任務のストーリーの通り、「古い色合い」は目覚めたジェイコフが栄養摂取の為にメリュジーヌマメールからエリナスの血肉である絵の具を取ろうとしたが、結局エリナスを蘇生させて摂取(エリナスは旅人たちの手で再び仮死状態へ)したという話で、「水仙のアン」はアンのお願いを受けて仲間たちと物語を演じましたが最後に安眠の地の「マリアン」に出会い、今度は「アン」が自分の願いの為に動く、という話でした.(世界任務自体の話を要約すると結構短い…)
「古き色合い」と「水仙のアン」の任務を1枚にまとめました。

1枚でわかる古き色合い

1枚でわかる水仙のアン

(2023/11/12追記)
 「古き色合い」に関連した任務「秘教と啓示の書」が後続で重要な位置づけとなったため、まとめを追加しました。

1枚でわかる秘教と啓示の書


 最後に各人物における謎と推測のメモ程度に残します。


「古き色合い」

・ジェイコフ

・400年前の戦いで行方不明
・最近復活(フォンテーヌ科学院爆発と関係?ベリル地区南の滝近くの洞窟=ペトリコール遺跡にいた宝盗団の日記の書いた人影のこと?)
・世界式を理解している
・エリナスの血肉を求めてマメールの絵具を貰おうとしたが、結局エリナスを復活させて入手
・この見た目でまさかのアビス教団無関係(むしろ少数が強い力を持つ組織だから嫌悪)
・「友人の言葉」の友人はおそらくルネのこと
・セイモアに「お前はマリアンを守れなかった」と言っているので、マリアンは400年前の戦いで亡くなっている?


・セイモア

・正式名:4ACV07  4→製造番号?(犬型?)、A→アラン?、C→カーター?、V07→Ver.07
・制作者:アラン 、持ち主:マリアン
・ジェイコフから「アランの発明品」と言われている(序盤の人間形態の時に)
・自然哲学学院で作られた
・カーターの意見をもとにアランが作った
・撮影機能と思考能力がある
・マリアンはマレショーセ・ファントムのエージェント
・セイモアはエージェント助手
・400年前のエリナス体内の戦いで破損、マメールに拾われるが自動応答していた
・とある物語でマリアンにバカ犬言われている
リリスの記憶である「水仙のアン」にもバカ犬言われている



水仙のアン」
・アン

・安眠の地の「マリアン」の夢の中で見たキャラクターで偶然生まれた存在
 →(推測)厄災後院長またはリリスから生まれた。エリナスの戦いで亡くなった後安眠の地にいる状態での純水精霊リリスの夢から生まれた?
・思い出して怖がっているせいもあるが、感じ方は人間に近い
 ・「とある物語」でのマリアンとの会話を答えられる
 ・ルネの「身体が進化を邪魔する檻」という考えを聞いてネガティブな返しをする(なんで「マリアン」と考え方が異なるのか?)
 ・「マリアン」という名前で体の一部が凍り付いたかのような感覚(400年前戦ったから?)
 ・水仙十字院での生活を思い出しているが、子供達とよく分からず物語の役を演じていたり、原海アぺランドを追い払っていたり、小さい頃の記憶ではない→純水精霊院長の記憶?
 ・水仙十字結社へ2人の子供(ルネとジェイコフ?)に連れてこられたことを思い出している
 ・水仙十字結社で恐ろしい事が起きた(原始胎海の水に人が溶けた)事も思い出している
 ・これらの感覚はすごく変な苦しみを与える(→リリスが溶けた時、結社の人も混ざっているから?)
 ・過去か未来にすごく恐ろしい光景を見たことがある(ルネの滅亡の描写(啓示の書の瞑想で行ける場所)に酷似?)


・「マリアン」

安眠の地の「マリアン」(純水精霊) →(推測)院長及びリリスの記憶を有する存在
・「」もついており、「マリアン」は彼女の自称→人間のマリアンじゃない→リリスでは?
・感じ方が結構ドライで純水精霊に近い(ベースが院長?)

・院長の記憶を持っている
 ・副院長をバザルと呼び、教育の話の記憶がある
 ・純水精霊の生い立ち、本質の事を話している
 (そもそも、ルネが水に溶ける前に再会した院長はどこにどんな状態でいたのか?)
 (またルネはどんな原始のものを手に入れた?魔神任務の流れで原始胎海の水と思うが…直前の記述からは濁水幻霊ではない原始の生命体=純水精霊の可能性が高いと思われる)
 (ルネは院長を「建設中のゲシュタルト(既存場所かもしれないが、内容的には啓示の書の滅亡世界と予想)」に連れていったので、純水精霊の子を作れたのかも?)    
・院長・リリスどちらも当て嵌まりそうな記憶
 ・スメールの植物について話した子供の頃から私達の誰よりも頭の良い子(ルネ)
 ・ルネの「身体が進化を邪魔する檻」という考えを聞いている
 ・沢山の人が自分の身体を捨てた所を見て、皆が一つになった事を「今も覚えている」
 ・「安眠の地は私達のお墓」という言葉
         

リリスの記憶
  ・昔、一番大切な友達から聞いた「とある物語」
  ・アンの誕生はリリスの夢の美しい偶然の産物で、今はこの世界を見て欲しいと願っている。

(「古い博物誌の抜粋」で純水精霊の生態が記されていて先代水神エゲリアが亡くなった災厄後、純水精霊は生まれないとされているがなぜ生まれたのか?)
(「古い博物誌の抜粋」であまりにも愚かなためにフォンテーヌに留まり人類を癒す役目しか果たせぬ者…)
どこの裁判ポンコツマスコット水神フリーナちゃんですか?

 まとめと感想


 原神フォンテーヌとても楽しいですね。なるべく図多く、文章少なくを心がけてましたが膨大になってしまいました。
これから加筆・修正等は入ると思います。
 読んで頂きありがとうございました。