ありの初穂のゲームブログ(原神)

原神考察、情報まとめ。モンド大好き。最推しはジン団長。2024/2/18再度改名 ワイン大好き。

【原神】Ver.4.6世界任務「諧律のカンティクル」 ストーリー解説【レムリア】


 世界任務で、猫を撫でよう。

 今回はVer.4.6フォンテーヌ世界任務「諧律のカンティクル」について、レムリアの歴史を含めたストーリー解説をしていきます。
Ver.4.5までのレムリア情報のまとめ(Ver.4.6世界任務ネタバレ無し)と、Ver.4.6実装の内容(Ver.4.6世界任務ネタバレあり+聖遺物「諧律奇想の断章」)を含めてまとめた2部構成にしました。

※この記事は最新Ver.4.6のネタバレを含みます(前半まではVer.4.5までのネタバレとなります)。



※Ver.4.6の探索も未完了のため、色々加筆・修正する可能性が高いです。
※網羅的な考察、感想の趣旨であるため、本文は最新バージョンまでのストーリー、全キャラクタープロフィール、ボイス等の全ての内容を踏まえての内容となります。この点はご注意ください。

具体的には以下の項目となります。

  • 魔神任務 (投稿時 Ver.4.6まで)
  • 全ての期間限定任務(投稿時 Ver.4.6まで)
  • 各キャラクターの伝説任務
  • 各キャラクターのプロフィール
  • ゲーム内の表記物、書籍、武器・聖遺物のストーリー全て


24/05/04追記 解説動画も投稿しました。
youtu.be


目次

  1.  レムリア帝国関連の内容一覧 ※Ver.4.6世界任務ネタバレ無し
  2.  Ver.4.6までのレムリアの情報のまとめ ※Ver.4.6世界任務ネタバレ無し
  3.  レムリア帝国関連の内容一覧 ※Ver.4.6世界任務ネタバレあり
  4.  世界任務「諧律のカンティクル」ストーリー解説1 ペトリコール町 ※Ver.4.6世界任務ネタバレあり
  5.  世界任務「諧律のカンティクル」ストーリー解説2 色褪せた城/往日の海 ※Ver.4.6世界任務ネタバレあり
  6.  レムリア帝国の歴史解説 ※Ver.4.6世界任務ネタバレあり
  7.  まとめと感想


 レムリア帝国関連の内容一覧 ※Ver.4.6世界任務ネタバレ無し


 まずはVer.4.5までに実装されたレムリア帝国関連する内容をまとめた一覧になります。

 Ver.4.5までのレムリアの情報のまとめ ※Ver.4.6世界任務ネタバレ無し

 次にその関連内容をまとめた解説になります。レムリア衰亡史にはかなり古い時代からの歴史が記されています。

 原始の時代、高天(おそらく天理と同義)は人々に安寧と繁栄を与えてきましたが、人々は飽き始めて運命の足枷から抜け出そうとしたところ、高天の怒りを受けて津波と大雨が都市国家を破壊しました。これはドラゴンスパインや淵下宮、鶴見、沈玉の谷でも言及されていた天空の国に管理されていた古代人達の話と思われます。



 その後、レムス王は天啓を受けて金の蜂に化身した予言者シビラに出会い、金色の大船フォルトゥナ号でメロピスの地に降りてレムリア帝国を築きました。

 先代水神であるエゲリアからイコル(Ver.4.6でイーコールから変更されたのでここは統一します)を与えられ、滅びの運命「フォルトゥナ」から逃れるためレムリア人は石とイコルでできた魔像の体を与えられました。そして、レムス王は「調和と繁栄の楽章」を作って4名の調律師を選びました。レムリア帝国では海の龍も統治下にありました。一方で、レムリアは他国の人を「蛮族」と表現して次々と征服していきその国の人々を奴隷にしていきました。ただ、征服した国の子供も才能があれば帝国に受け入れられており、調律師のボエティウスとカッシオドルは征服された国の出身です。繁栄を誇ったレムリア帝国ですが、最後は王の一時的な狂気(裏切り)によって滅んだとされています。毒龍スキュラも反逆したようで調律師ボエティウスは王の裏切りに驚きイコルの入った金杯を盗み、毒龍を封印しました。この辺りのストーリーは聖遺物「黄金の劇団」シリーズに書かれています。その後、アルモニカ島のエリニュスが「純水騎士」として純水の杯を求める救済の旅に出て、今のフォンテーヌが建国されるという伝説になっています。ちなみにカッシオドルとエリニュスはレムリア帝国に征服された国出身である事が聖遺物の「在りし日の歌」シリーズのストーリーから推測されます。…エリニュスの伝説とこの時代のエリニュスは関わりが無いとも記述されています。

 レムリア帝国が突然滅亡したため、その国の歴史はほとんど伝わっておらす、フォンテーヌ建国時にプルトニーという学者がレムリア衰亡史に残した事を除いては、黄金の劇団という集団が調律師ボエティウスの予言を伝えたり、マスター・ルッジェロという智者のコミッティ創立者が研究ノートを残したり、水仙十字結社が考察記録を残したりするのみでした。しかし一方で、タイユフェールの話によるとフォンテーヌに遺産は残っていた事から芸術の様々な分野においてレムリア文明の影響が色濃く残っているようで、音楽理論はその分野で成し遂げたい人にとって必須科目だそうです。
 


※※※ここから最新Ver.4.6の世界任務ネタバレを含みます※※※



 レムリア帝国関連の内容一覧 ※Ver.4.6世界任務ネタバレあり


 ここから解説にあたりVer.4.6で実装されたレムリア帝国関連の世界任務と聖遺物の一覧になります。

 世界任務「諧律のカンティクル」ストーリー解説1 ペトリコール町 ※Ver.4.6世界任務ネタバレあり



 世界任務「諧律のカンティクル」の序盤ストーリーのまとめです。ペトリコール町に到着した旅人とパイモンは不思議な会話をしていて様子のおかしい冒険者2人組やペトリコール町の人々と出会って困惑します。村の人々は何故か戦争やレムリアの話ばかりします(図にそれぞれ誰がどのレムリア人に対応しているか示しています)。ここでエストという正気の住人と出会い突然異変が起こった事を伝えます。その後、喋って光る猫に導かれて混乱の原因である楽章が残されたレムリアの遺跡を探索します。

 ちなみにエストの所属する空想クラブは過去のイベントや世界任務で度々言及されており、空想クラブとは現実離れした夢(=空想)を趣味に持った集まりの事です。今回エスト自身については語られていませんが、友人のグリスパンが催眠術に詳しかったようでエスト自身もかなりその話をします(今後の伏線?)。過去にフェリックス・ユーグが話したスーパーキャノンを作っているメカントル・バビス兄弟はペトリコールにいて(エスト君、君「メンバーで今ここにいるのは僕1人」って言ってたような…)、「テイワットキャノン」に関わっているようですが世界任務後も会話できないので詳細な情報は聞けません。

 世界任務「諧律のカンティクル」ストーリー解説2 色褪せた城/往日の海 ※Ver.4.6世界任務ネタバレあり



 世界任務「諧律のカンティクル」の終盤までのストーリーのまとめです。探索の中で実質黒幕である調律師ボエティウスに出会い、カッシオドルに楽章「フォボス」と一つになるように言いますが彼は拒否します。ボエティウスは旅人たちに黄金の宮殿に来るように言います。ボエティウスは昔カッシオドルに倒され封印されていましたが、数千年かけて彼は魂を楽章「フォボス」に織り交ぜた事で楽章の力を手に入れ現世に影響を及ぼし始めていました。宮殿にはヤヌスの門を通らないといけないのですが、そのために悪龍スキュラの封印を解きます。ここで冒頭で聞いた「賢きエスト」はカッシオドルの友人でレムリア滅亡後共にフォンテーヌに行き彼らは最期を迎えました。フォンテーヌの泉水は石の中の魂に応え(色々つっこみたい所ですが)エストは子を授かり家族を作りました。現世のペトリコールにいるエストは「賢きエスト」の子孫でした。封印から解放されたスキュラにウスさん(カッシオドル)はあまり良い印象を持っていませんでしたが、スキュラはレムス王との秘密の計画があった事、しかしボエティウスに騙されたために間に合わず帝国が滅亡してしまったことを話します。レムス王は人々を苦しめる楽章「フォボス」を破壊するためにスキュラに楽章の力とフォボスを破壊する最後の楽章「鎮魂曲」を託していました。ボエティウスは今まさに「フォボス」の力を掌握し、カッシオドルを取り込むことで人々を支配しようとしていましたが、旅人の干渉と楽章に取り込まれたカッシオドルの楽師としての力でボエティウスを打ち破ります。ここで真の黒幕である大楽章「フォボス」が出てきます。ボエティウスは「フォボス」に帝国滅亡直前から取り込まれて(食べられて)レムスを裏切っていた事がわかりました。「フォボス」はシビラとレムスの力によって人々の幸福のために作られましたが、あまりに無私で皆の願いを全部叶えるあまり、歪んだ願いまで叶えるようにレムリア人を支配していったことがわかりました。大楽章の中に悲鳴などの不協和音を感じとっていた神王レムスは、スキュラから苦言を呈されるほどレムリア人が征服戦争を続けていた理由が大楽章「フォボス」にあることをは既に分かっていて、国民を救うための秘密の計画を立てましたが「フォボス」の裏切りにあってしまいました。帝国の滅亡は「フォボス」の暴走によるものでした(あれ?滅ぼしたのは天理じゃなかったんだ…)。事の真相を知って最後は「鎮魂曲」を演奏してレムリア人達の魂は解放されました。

 ちなみにレムリア帝国滅亡後、数少ない生き残りの一人であったボエティウスは再建のためフォンテーヌ人の魂を奪うようになったため、カッシオドルはフォンテーヌ人とともに魔物と化したボエティウスと戦ったことが、カッシオドルが黄金ハンター(黄金の狩人)またはファントムハンターの由来となったという話がありました。

 レムリア帝国の歴史解説 ※Ver.4.6世界任務ネタバレあり

 最後に世界任務とは直接関係ありませんが、新エリアの探索で記述されたレムリアの建国の歴史とレムリア帝国の人物達、フォンテーヌ人の原罪を作り幽閉されていた衆の水の主(エゲリア)とエリニュス関連の人物相関図を示します。恐らくですがレムリア人の「~ウス」は男性、「~ィア」は女性だと思われます。またシビラもエリニュスも女性です。

 思った以上に神王レムスが世界の本質に迫っていましたが、運命の束縛から抜け出すために人々に運命を紡げる楽章を与えたら人の業によって破綻したという話でした(スキュラが「堕落」と表現していましたね)。そもそも征服した国の人々の犠牲は勿論のこと、レムリア人が魔像になるときも「凡人に耐えられない」とも書かれておりそれなりの犠牲を払っていそうですし、さらにレムリア人全ての運命を紡げるような大楽章を求めてしまった故の惨事でした。「運命」に抗った過去の人々の絶望をどんどん提示していくこのゲーム…テイワットを巡る旅人の話は今後どんな展開になるのでしょうか…?

 まとめと感想


 以上が世界任務「諧律のカンティクル」とレムリアのストーリー解説でした。今回は前Verまでにかなり伏線と疑問点が提示されていて、その答えがストーリーで示されて納得がいって終わるとすっきりする(「運命」関連の顛末を除く)話でした。滅亡の真相とエスト君の発言と世界任務後のNPCの一部会話は少し不満でしたが…
 ここまで読んで下さりありがとうございました。